「下心」とは?意味や使い方をご紹介

皆さんは「下心」という言葉をご存知でしょうか。心の中に隠し持っているたくらみのことで、あまりよい意味には使わない場合が多く、実はこちらが本心だということがあります。ここでは改めて、「下心」の意味や使い方を紹介していきます。

目次

  1. 「下心」の意味や使い方
  2. 「下心」の古語
  3. 「下心」の類語
  4. 「下心」の英語

「下心」の意味や使い方

「下心」は「したごころ」と読み、心の中に隠し持っている意図やたくらみのことです。「下心があって親切をよそおう」というように使い、この例でもわかる通り、悪いたくらみの意味に使う場合が多い言葉です。

また、「したごころ」は漢字の部首の名前でもあります。「恭」「慕」「志」「思」などの下の部分は、すべて「したごころ」です。

「下心」の使い方

  • 彼の発言は下心が見え見えで信用できない
  • 言動から下心を感じ取る
  • それが彼の下心だということはわかっていた

「下心」の古語

「下心」は言葉としての成立は古く、例えば万葉集に「天雲の棚引く山の隠りたるわが下心木の葉知るらむ」という歌があります。

本来の古い意味は内心、表面に表さない気持ち(特に恋心)で、どちらかと言えばよい言葉でしたが、室町時代にはほぼ現在と同じような、悪いたくらみの意味になっています。

その他、格言などの裏の意味合い(寓意。あることがらを直接的に言わず、他の物事によって暗示的に表現すること)を「下心」と言う場合もあります。

「下心」の類語

「下心」の類語は「魂胆(こんたん)」になります。意味合いも、身体の一番奥底という字面もとても似通っています。

ポジティブな意味の言葉には、「真意(しんい)」「本意(ほんい)」「本心(ほんしん)」「本音(ほんね)」があります。「真意」がもっとも価値があり、誤解されていることに対しての本当の気持ちという意味合いが強い言葉です。

「下心」の英語

「下心」の英語はone's real、intention(本心)になりますが、単に悪いたくらみという意味では、他にも以下のような表現例があります。

  • 下心があって私を招待した…They had some ulterior motive in inviting me.
  • 彼らはどういう下心なんだろう?…What are they plotting?

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