「ダウンロード」とは?
「ダウンロード」の意味
「ダウンロード(download)」とは、「ネットワーク上のサーバや他のコンピュータから自分のパソコンなどにデータを取り込むこと」という意味の言葉で、「DL」と省略したり、「落とす」と言われることもあります。
例えば、Eメールを閲覧する場合は、メーラを通じてメールサーバ上のメールをダウンロードしていますし、Youtubeなどの動画を視聴する場合も、ブラウザやタブレットのアプリを通じてダウンロード視聴しています。
「ダウンロード」と書かれたリンクをクリックする以外でも、それと意識せずにダウンロードしているのです。
「ダウンロード」の使い方
- 容量の大きいファイルはダウンロードに時間がかかる。
- 不正にアップロードされたコンテンツをダウンロードしてはいけない。
「ダウンロード」の反対語
「ダウンロード」の反対語は「アップロード(upload)」で、「自分のパソコンなどから相手のコンピューターやサーバーにデータを送ること」を言います。
「上げる」、「アップする」と言うこともあり、ネットスラングでは「うp」とも言われます。
例えば、Eメールを送信する時はメールソフトを通じてメールサーバにメールをアップロードしていますし、TwitterなどのSNSに投稿する場合もブラウザやスマホアプリを経由してサーバ上に投稿をアップロードしています。
ダウンロードと同様、アップロードもそれと意識せずとも日常的に行っている方がほとんどでしょう。
「アップ」と「ダウン」
なぜ、データの転送を「アップ」、「ダウン」で表現するのでしょう?それは、サーバを上流、個人パソコンなどを下流にあるものと見立てて、サーバ→パソコンのデータの流れを「下り」、パソコン→サーバのデータの流れを「上り」と言うからです。
「ダウンロード」の関連語「インストール」
「インストール(install)」とは、ソフトウェアをパソコンで使える状態にする作業のことを言います。「インスト」、「(パソコンに)入れる」と言われることもあり、「インスコ」というネットスラングもあります。
インストール
多くの場合、インストール作業は、「インストーラー」をパソコンにダウンロードするところから始まります。
インストーラーは、パソコンでソフトウェアを利用できる状態に整える機能を持っています。インストーラーを起動し、案内に従って幾つかの操作を終えると、インストールを完了することができ、ソフトウェアをパソコン上で利用できるようになります。
アンインストール
「インストール」の反対語は「アンインストール(uninstall)」で、パソコンからソフトウェアを削除することを指しています。
アンインストールのために、そのソフトウェアを削除する機能を持った「アンインストーラー」が必要な場合もありますが、ソフトウェアやOS環境によっては、通常のファイルと同様にゴミ箱に捨てるだけでアンインストールできることもあります。
違法ダウンロード問題
2012年より「ダウンロード違法化」、つまり、映画や音楽などの著作物について、違法にアップロードされたことを知りながらダウンロードした場合は、2年以下の懲役または200万円以下の罰金を科すことになりました。これは親告罪で、権利者が訴えたケースが懲罰の対象となります。
この時点では漫画やイラスト、テキストは対象外でしたが、2019年2月にダウンロード違法化の対象が、漫画、小説、雑誌、写真、論文、コンピュータのプログラムなどすべてのネット上のコンテンツにまで拡大されることが、文化審議会著作権分科会にて了承されたと報道されました。
スクリーンショットもダウンロードの一種として含まれると説明されたこともあり、一般のネットユーザのみならず、権利者である漫画家からも異論が出ています(引用したツイートは『ラブひな』などで知られる漫画家の赤松健氏のツイート)。著作物の権利は守られるべきですが、慎重な議論が望まれています。
このままだとネットが「嫌がらせ天国」になる。気に入らない相手や好きな異性に「お前コレ違法なんだぜ~!逮捕だ逮捕w」ってやつだ。しかし具体的な法文が出てこないと、弁護士さんも正確な解説ができない。ネットニュースが漫画家と識者を呼んで、早々に記事を作るのでどうだろう。私も出ますので。
— 赤松健 (@KenAkamatsu) February 13, 2019