「早急」とは?意味や使い方をご紹介

「早急」という言葉があります。「早急に対応する」のように使われ、日常生活の中、耳にしたことのある方は多いかと思います。一方で読み方が複数あり、紛らわしい言葉です。ここではそんな「早急」の意味や使い方などを、関連する言葉も含めて、順々に紹介していきます。

目次

  1. 「早急」の読み方
  2. 「早急」の意味
  3. 「早急」の使い方
  4. 「早急」に関連する言葉

「早急」の読み方

まず「早急」は、「さっきゅう」、もしくは「そうきゅう」と読みます。示す意味は両方とも同じです。テレビなどでは「さっきゅう」と読まれていますが、「そうきゅう」の方が正しいという意見もあり、現在はどちらの読み方も間違いではないようです。

訓読みで「早」は「はや(い)」と読み、「急」は「いそ(ぐ)」と読む字です。どちらも小学校では、三年生あたりまでに習います。

「早急」の意味

「早急」とは、非常に急ぐことや、その様子を表します。訓読みを踏まえて、少し日本語としてはおかしいですが、「早く急ぐ」ということです。急ぐことを強調しているわけですね。

ちなみに「早」の字には、早い時刻や早い時節などの意味があります。一方の「急」の字は急ぐことの他にも、差し迫っている、変化が激しいなどの意味を持っています。

「早急」の使い方

「早急」は「早急に~」や「早急な~」などように使われ、形容動詞に分類されます。そして形容動詞とは、何かの性質や状態を表す役割などを持っています。

ここでの性質や状態とは、非常に急ぐことや、そういう様子ですね。よってその急ぐ対象と一緒に使うと、意味が適切に伝わりやすいかと思います。つまり何に対して急ぐのか、何を急いでいるのか、ということです。

早急:急ぐこと

【例:この事件には、早急な対処が望まれる】

これは「出来る限り早い対処が望まれる」や、「非常に急いだ対処が望まれる」と言い換えられます。この場合の「早急」は、対処に掛かっています。「とにかく早く、急がないと!」のようなニュアンスです。

似たような使い方としては、「早急な決定を求める」や、「早急に対策を講じる」などのような表現があります。

早急:急いでいる様子のこと

【例:彼は彼女の電話番号を押し、早急に連絡を取った】

これは「素早く連絡を取った」や「急いで連絡を取った」、他には切羽詰まっている状況でしたら、「焦って連絡を取った」とも言い換えられます。

一つ目の例文と比べて客観的というか、他人の様子を示す場合、ほんの少しニュアンスが違って伝わるかと思います。

「早急」に関連する言葉

「早急」に関連する言葉には、「迅速」、「至急」、「緊急」、「火急」、「性急」などがあります。

「迅速」について

「迅速(じんそく)」とは、素早いことやその様子を表します。たとえば「早急な対処」や「早急に連絡を」は、「迅速な対処」や「迅速に連絡を」と言い換えられます。

「至急」について

「至急(しきゅう)」とは、非常に急ぐことや、大急ぎのことを表します。使い方に関しては、「至急、連絡をください」のように用いられます。

ちなみに「至」の字は、到達点やこの上なくなどの意味を持っています。「早急」との違いは曖昧で、使い分けが難しい言葉です。

また「大」と組み合わせた、「大至急」という言葉があります。これは「大いに、この上なく急ぐ」と解釈でき、急ぐニュアンスはかなり強めです。

「緊急」について

「緊急(きんきゅう)」とは、重大ですぐに対応しなければならないことや、その様子を表します。

この言葉は「緊急の事態」や「緊急な用事」などのように使われ、少なからずそれが予想外といったニュアンスが含まれます。「早急」とは似ていますが、割とニュアンスが違っていますね。

「火急」について

「火急(かきゅう)」とは、非常に差し迫っていることや、その様子を表します。ここでの火は、火が燃え広がるかのような進み具合で、という意味で使われています。

差し迫っていることなので、どちらかと言えば「早急」よりも、上述の「緊急」に近いニュアンスです。使い方に関しても「緊急」と似た感じで、「火急の事態」や「火急な用事」などのように用いられます。

「性急」について

「性急(せいきゅう)」には、以下の二つの意味があります。

  1. 気が短いことや、せっかちなこと、その様子
  2. 物事の進み方が急なことや、その様子

「性」には性質などの意味があるので、この言葉は「それが急ぎの性質を持っている」と解釈できます。使い方に関しては、「性急な解決」のように用いられます。


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