「チームワーク」とは?
「チームワーク」とは複数人が集まって、一つのゴール(目標)に向かって協力する体制のこと。お互いに役割分担し、効率よく成果をあげる仕組みとしてよく知られています。
サッカーやバレーボール、バスケットボールといったスポーツはもちろん、ビジネスの場でも注目されています。
「チームワーク」のチームとは?
「チームワーク」のチームの由来は、「team」という英単語です。「チーム(team)」は一つの目的に向かって力を合わせるグループ、集団という意味で、「野球チーム」「チームプレイ」など日常でもよく使われています。
「チームワーク」のワークとは?
「チームワーク」のワークとは英単語の「work」のこと。「ワーク(work)」とは作業や仕事、研究や勉強という意味をもっています。
集団で何かの作業や仕事を成し遂げる「チームワーク」は、家庭といった身近な単位から、学校、職場、スポーツなどジャンルを問わずさまざまな場所で必要とされています。
「チームワーク」の使用例
■使用例
- 私は大学時代の団体スポーツで、仲間との「チームワーク」を大切にし、大会で見事優勝することができました。
- アルバイトで働いた際、スタッフ間の連絡ミスやすれ違いが起こり「チームワーク」の重要性を改めて痛感した。
さまざまな場面で必要とされる「チームワーク」
スポーツの場で重要な「チームワーク」
スーパープレイヤーと言われる凄腕の選手でも、一人で得点することが難しいのがチームプレイが必要となるスポーツの特徴です。
例えばサッカーでは、誰か一人が動くことによってできた空間にチームメイトが入り、一人の動きに連動してチーム全体が協力する「チームワーク」が欠かせません。
得点力のある選手の動きに合わせて、他のチームメイトがそれぞれの特性を活かして協力することが醍醐味になっています。
ビジネスの場で求められる「チームワーク」
複数人が一緒に仕事を進めるビジネスプロジェクトでは、メンバー全員の「チームワーク」が欠かせません。
関係者の意見やスケジュールの調整など、相手との協調性やコミュニケーション力が重要なこともあり、面接の場で新入社員に「チームワーク」について質問する企業も多くみられます。
どうしたらチーム全体のパフォーマンスが向上するか、目標達成に向けて自分は何ができるか、全体の様子を見ながら動く力が必要とされています。
「チームワーク」を高めるためには?
基本が大切「挨拶と食事」
まずは同じ仲間同士、相手の目をみて挨拶をすること、そして食事を一緒にとる機会を大切にすることが「チームワーク」を育む第一歩だと言われています。
企業の中には週に1回、月に1回など、決まったペースでランチミーティングを開催するところも多く存在しています。
気軽な雑談を交わしながら、お互いリラックスして話し合うことで、思わぬアイデアが生まれたり、メンバー同士の親しみも生まれ「チームワーク」に良い効果をもたらしているようです。
「チームワーク」を高める自己分析
メンバー1名1名ごとの考え方や特徴を知れば、思い違いや誤解も生まれにくくなるので「チームワーク」がより良くなります。
多くの企業で使われている「エニアグラム」や「エゴグラム」といった自己分析ツールを使えば、個人の特徴や、その人が何を大切にしているのかを、わかりやすく知ることができます。
自己分析の結果をメンバー間で共有し、お互いに相手への理解を深めることで「チームワーク」をさらに高めることが可能です。
番外編:「チームワーク」のデメリットとは?
パズルのピースを合わせるように個人の力を組み合わせ、大きな目標を成し遂げることができるのが「チームワーク」の大きな魅力ですが、一方「チームワーク」がもたらすデメリット面にも、注意を払っておくことが必要です。
過剰な自信と、多数決の圧力に注意!
チームで何かの決断をした場合、メンバーはその意思決定に自信を持ちすぎる傾向があるというデータが出ています。(論文誌「Psychological Science」調べ)
またチーム内の選択が間違っていた場合、同僚や上司との関係性が悪くなることを恐れて意見を言い出しにくい、またチーム内の足並みが揃わなくなることを考え、多数派の意見に従ってしまう等のデメリット面もあります。
意見を言いやすい雰囲気や仕組みを整えて、「チームワーク」が上手く機能するよう事前の準備が重要だといえるでしょう。