「イミフ」とは?意味や使い方をご紹介

「意味不明」や「意味不明瞭」の略語、「イミフ」。世代によっては通じない表現の代表例ですね。今回はそんな「イミフ」について意味や使い方はもちろん、言い換えるための言葉や四字熟語をご紹介します。「イミフ」の意味がこれでわかるはずです。

目次

  1. イミフとは
  2. 「イミフ」の使い方と例文
  3. イミフの類義語
  4. イミフに似た四字熟語

イミフとは

「イミフ」は「意味不明」や「意味不明瞭」を省略した形です。「イミ不」や「意味不」など表記ゆれがいくつかあります。

「イミフ」の使い方と例文

使い方

「イミフ」は「意味不明」や「意味不明瞭」の略語ですから、相手の言っていることが理解できない時や言葉足らずな時などに使えます。また、「訳が分からない」や「理屈に合っていない」、「理解できない」といった意図で使う場合もあります。

「イミフ」を使う上で一つ、注意点があります。それは、世代によっては通じにくいということです。「イミフ」は略語の中では比較的古く、10から20年前には使われていたと言われています。しかし、世代が上がると理解度が一気に下がるという調査結果もあります。他の略語同様、通じる相手にだけ、使っていきましょう。

例文

  • 「国語のテストどうだった?最後の問題マジイミフだったんだけど。」
  • 「課題だしたら先生からなんか言われて再提出になった。イミフだし。まじむかつくー。」
  • 「なんかイミフなメッセージもらったんスけど、これ、どう思います?」

イミフの類義語

わけわかめ

「わけわかめ」は「訳が分からない」という言葉と海藻の「わかめ」をかけた駄洒落です。「イミフ」と違い、昭和から使われていたらしく、比較的年齢層の高めの人にも通じます。一時期死語となっていましたが、ケータイ流行語大賞ノミネートを経て、復活してきたもようです。

ちんぷんかんぷん

「ちんぷんかんぷん」は言っていることがさっぱりわからない、なんかよくわからないことを話している、という意味の言葉です。由来は諸説あり、江戸時代に儒学者の言っていることを口真似した、外国人の発音を真似したなど様々です。

また、漢字表記もありますが、すべて当て字です。代表的なものに「珍粉漢粉」や「陳紛漢紛」などがあります。

奇妙奇天烈

「奇妙奇天烈」は「きみょうきてれつ」と読み、非常に風変わりで理解を超えていることを表します。元々「奇妙」自体が常識を超えていることを表しますが、風変わりという意味の「奇天烈」が付くことで強調された表現になっています。

イミフに似た四字熟語

複雑怪奇

「複雑怪奇」は複雑でとても込みいっている、不思議で怪しいという意味です。対義語は「単純明快」。「複雑」は込み入っていること。「怪奇」は不可解で怪しい、珍しいといった意味です。

曖昧模糊

「曖昧模糊」は「あいまいもこ」と読みます。本質や実態がぼやけていてはっきりしない様子を表す四字熟語です。「曖昧」と「模糊」はどちらもぼんやりとしていてはっきりしないという意味です。類義語に「朦朧模糊(もうろうもこ)」があります。「曖昧模糊」の出典は中国『後漢書』です。

五里霧中

「五里霧中」は「ごりむちゅう」と読みます。間違う人が多いのですが、「ごり、むちゅう」ではなく、「ごりむ、ちゅう」と区切ります。出典は『後漢書』です。類義語に「暗中模索」があります。

元々は中国の仙人のまじないの五里霧に由来します。この五里霧に包まれると方向感覚がなくなり、進み方が分からなくなると言われています。この五里霧の中にいるように手がかりがつかめず困惑する様子を五里霧中と呼びます。

正体不明

「正体不明」は本当の姿がわからず、謎であることを表す四字熟語です。未知の生物や未確認の物体などに使う言葉です。素性が知れない、得体のしれないといったニュアンスで使われるケースも見られます。


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