「浪漫」とは?意味や使い方をご紹介

「浪漫」という言葉があります。漢字だと馴染みが薄いかもしれませんが、片仮名の「ロマン」や「ロマンチック」でしたら、ご存知の方も多いかと思います。ここではそんな「浪漫」の意味や使い方などを、「ロマンチック」も含め、順々に紹介していきます。

目次

  1. 「浪漫」の読み方と語源
  2. 「浪漫」の意味や使い方
  3. 「ロマンチック」とは?
  4. 「ロマン主義」とは?
  5. 「大正ロマン」とは?

「浪漫」の読み方と語源

「浪漫」は「ろまん」と読むのですが、それ以外にも「ろうまん」という読み方があります。ただしどちらかと言えば、「ろまん」の方が一般的かもしれません。片仮名でも、「ロマン」と表記されることが多いですね。そして「浪漫」は外国語の「Roman」を音訳し漢字を当て嵌めた外来語です。

「浪漫」の意味や使い方

「浪漫」には大きく分け、以下の三つの意味があります。また、片仮名の「ロマン」も同じ意味です。

  1. ロマンスのこと
  2. 小説、特に長編小説のこと
  3. 夢や冒険などに強い憧れを持ったり、感情的、理想的に物事をとらえること

1のロマンスとは?

ロマンスとはローマ的という意味であり、引いては中世ヨーロッパにおいて、ロマンス語で書かれた物語を指します。ロマンス語とは、ラテン語から派生した俗語です。

物語の内容としては宮廷恋愛や騎士道といった民衆的、空想的なものが多く、後世の文化、とりわけ小説に大きな影響を与えています。そこから転じて現代では、恋愛を描いた物語を指すことが多いです。映画などでも、ジャンルの一つとして確立されていますね。

使い方としては「ロマンスを好む」や、空想的な恋愛、もしくはそういう傾向のあるものを指して、「ロマンスがある」や「これはロマンスの類だ」というように用いられます。また「ロマンス」という言葉は映画やドラマなどの、タイトルに使われていたりもします。

2の長編小説を指す場合は?

これは由来や1の意味に通じるのですが、外国語で長編の小説を「Roman」=「ロマン」と表します。対して短編の小説は、「Conte」=「コント」と表します。他にも「Novel」=「ノベル」など、いくつか小説の表し方があります。

3の意味について

こちらも1の意味に通じますが、現実では起こらないような出来事、夢や冒険などに憧れることを、「浪漫」と言います。「男の浪漫」や「浪漫を追い求める」というような表現が、よく使われていますね。

他にはそういう憧れが刺激されることを、「浪漫が駆り立てられる」のように表します。この場合は「ワクワクする」というようなニュアンスを含んでいます。以下は3の意味での例文です。

  • 遺跡の発掘には、浪漫がある
  • 未踏の地には、浪漫が詰まっている
  • 未確認生物の研究は、自分なりの浪漫だ

「ロマンチック」とは?

「ロマンチック」とは、現実離れしていて甘美な様子や、理想的、空想的な様子などを意味します。「ロマンティック」とも書かれますが、意味は同じです。ちなみにこの言葉は漢字で、「浪漫的」と表します。

色々な使い方のある「ロマンチック」ですが、特に恋愛物語や、恋愛に関わることを指して使われる場合が多めかもしれません。「ロマンチックな映画」と使えば、「甘美で理想的な恋愛映画、そういうシーンがある映画」というように伝わります。

他には性格や態度を表すとき、「ロマンチックな人」と使われたりしますね。これは「甘美な雰囲気を好んだり望む人」や、「空想的な事柄を好んだり望む人」のような意味合いです。

「ロマン主義」とは?

「ロマン主義」とは18世紀から19世紀にかけてのヨーロッパで展開された、文学、芸術、思想上の精神的な傾向のことです。少々分かりづらいかもしれませんが、感性や想像力についての主張というか、当時の社会体制への反抗や、一種の文化運動のような側面を持っています。

「大正ロマン」とは?

「大正ロマン」とは、大正時代の雰囲気や、文化などを指す言葉です。また漢字で「大正浪漫」とも書かれます。この言葉は上述の「ロマン主義」の影響を強く受けていて、大正時代における解放的な風潮などに「ロマン主義」を被せ、使われるようになったという背景があります。

そして現代での「大正ロマン」は、大正時代を舞台とした小説、映画などの作品を指し、多く使われています。ジャンル名としても、聞いたことのある方はいらっしゃるかと思います。


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