「ハーネス」の意味
「ハーネス」とは、主に人間や動物が安全などのために身につけるものです。以下のような種類があります。
- 馬やペットに装着するリード。上の写真のように、犬ぞりにも使用されている。
- 高所作業中に、命綱とつなげて安全を確保する場合にも用いられる。
- ロッククライミング、パラグライダー、ウインドサーフィンなどのアウトドア用品の一つとして使われる。
- 子どもの安全対策に利用されている。迷子紐とも呼ばれる。
- ハーネスをベルトとして取り入れたファッション。
- 工業製品などに使われている「ワイヤーハーネス」もある。
全て、何かと何かを「まとめる」あるいは「繋ぐ」という意味が含まれています。一つ一つみていきましょう。
「フルハーネス」
足場職人や、とび職人など、高所で作業する方の安全確保に使われる「ハーネス」(安全帯)です。上の写真のように首や肩から太ももにかけて装着するのものを「フルハーネス」と呼びます。
命綱をつなげて使用しますので、万が一、足を踏み外して落下してしまった場合でも、地面に衝突する前に食い止めることができます。救援を待つ間に空中で待機したままでいるのは、身体に負担がかかりますので、フルハーネスのほうが身体に優しいということになります。
腰から太ももにかけて装着するタイプのハーネスは、ロッククライミングや登山など、アウトドアスポーツで使われることが多くなっています。ロープを利用しながら降りる際の、負担を軽減する効果もあります。
「ベビーハーネス」
つないだ手を振りほどいて、ふた手に分かれて全力疾走してしまう2人の命綱に。。🍀
— アキタヒロミ🎀イラストレーター (@kogumadesign) August 26, 2018
涼しくなったら練習してみよう⭐️
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小さな子どもの安全のために装着するものを「ベビーハーネス」といいます。
突発的に行動する、子どもの動きを完全に予測することは難しく、小さいながらも足が速いので追いかけるのも大変です。特に「子どもが何人もいる」「お母さんが妊娠中」などの状況で、保護者1人が複数の子どもをみるのは、どうしても限界があります。
そのような場合でも、子どもが道路に飛び出したり、迷子になったりしないように安全を守るのが「ベビーハーネス」です。
ウサギやクマ、天使などがデザインのかわいいリュック型ハーネスや、保護者と子どもの手首を繋げるタイプも販売されています。
「ハーネスベルト」
ファッションとして使用するのは「ハーネスベルト」と呼ばれています。主に上半身に巻き付けるものが多く、革などが使われています。
どんな服装でも合わせやすいので、「ふわっとした素材のワンピースにプラスして、全体を引き締める」「手持ちの洋服と合わせていつもと違う印象を与える」など、コーディネートの幅も広がります
黒やこげ茶など、暗めの色を選択すれば、ウエストを細く見せることも可能です。反対に、ベージュや白など明るい色のベルトなら目立ちづらくなりますので、控えめに取り入れたい場合にも使いやすいアイテムとなっています。
「ワイヤーハーネス」
「ワイヤーハーネス」とは、電線を束ねてコネクタや端子を接続したものです。
細い配線が何十本もあると、絡まったり、配線同士の繋がりがわからなくなったりしますが、細い配線を束ねることで、スッキリとさせるメリットがあります。また、電線の先に端子やコネクタを接続すると、簡単に着脱できるようになるので使い勝手が向上します。
普段、ワイヤーハーネスを目にする機会はあまりないかもしれませんが、自動車、医療機器、家電製品などに幅広く使用されています。私たちの生活を陰で支えているといっても過言ではないでしょう。
「ワイヤーハーネス」と「コネクタ」の意味と違い
「ワイヤーハーネス」を簡単に説明すると、「すぐに使えるような状態にして、電線を束ねたもの」です。自動車やバイクなど、多くの電気配線を使用する装置で使われています。
では、「コネクタ」とは何かというと、接続する部品です。上の写真でいうと、茶色の樹脂部分です。
つまり、電線に「コネクタ」などを繋げたものが「ワイヤーハーネス」ということになります。