「大二病」とは?
「大二病」とは、大学二年生の時期にありがちな人間の内面や行動を表した言葉です。「大二病」の「病」とは病気のことです。病気は本来、人間の心や身体が平常時とは異なる不調な状態のことを言います。
つまり、「大二病」には「学生にとって望ましくない状態であり、改善すべきもの」という批判的な意味が込められているのです。そのため、他人を揶揄するときや、自分のことを卑下する際に使われています。
「大二病」の特徴
具体的に「大二病」の人にはどのような特徴があるのでしょうか。
- 何事にも本気を出さず、適当にやっている自分を正当化する。
- 授業のレポートの提出に苦しんでいる自分を大学生っぽいと思い喜ぶ。
- 授業をさぼって遊ぶことがかっこ良いと思っている。
- 大人のたしなみだからと休み時間に煙草を吸い始める。
- 政治や経済について友人に議論をふっかける。
- 流行の言葉をやたらと使う。SNSに投稿する。
- 自分の魅力を過剰にアピールする。
「大二病」と思われてしまう原因
「大二病」と思われてしまう原因として、以下のようなものが挙げられます。
- 無理をしている感じが表に出てしまっている。
- 周りに合わせていることがわかる。
- 過剰な行動で他人に不快感を与えている。
「大二病」に似ている用語
「中二病」
「中二病」は中学二年生頃の思春期にみられる言動や行動を表した言葉。物事の好みが極端になったり、周囲の人への対応が冷たくなる、かっこつけたがる、自分を特別な存在だと思うなどの特徴があります。こちらのほうが「大二病」より知名度は高いかもしれません。
「意識高い系」
自己啓発などの自分磨きを積極的に行い、自分の行動や思想を過剰にアピールしたり強要する人を揶揄する言葉です。自分のことを良くみせようとする部分は、「大二病」と重なりますし、意味的にも近いものがあります。