「盛衰」とは?意味や使い方をご紹介

「盛衰」とは、物事が盛んになることと衰えることを意味しています。一般的には「せいすい」と読みますが、昔は「じょうすい」とも読み、遥か昔から物事の移り変わりを表す言葉として使われていました。本記事では、「盛衰」の意味と使い方をご紹介します。

目次

  1. 盛衰の意味
  2. 盛衰の使い方
  3. 盛衰の類語
  4. 盛衰の関連語
  5. 盛衰の「盛」とは
  6. 盛衰の「衰」とは

盛衰の意味

盛衰には「物事が盛んになることと衰えること」という意味があります。全く意味が逆の漢字「盛」と「衰」から構成されているため、意味を捉えやすいですね。「せいすい」と読みますが、古くは「じょうすい」とも読んでいました。

盛衰の使い方

  • 会社の盛衰が持ち株の株価に影響している。
  • 名家の盛衰を描いた小説は、とても人気がある。
  • 彼の半生は、盛衰の激しいものだったようだ。
  • 業態の盛衰に興味を持ち、研究している。

盛衰の類語

  • 浮き沈み
  • はやりすたり
  • アップダウン
  • 栄光と没落
以上のようなものが盛衰の類語です。日常会話でよく使われているのは、「アップダウン」や「浮き沈み」などですね。

盛衰の関連語

盛衰を使った四字熟語

  • 栄枯盛衰:栄えることと衰えること。栄えたり衰えたりを繰り返す人の世の儚さの例え。「栄枯」とは、草木が茂り盛んなことと枯れしぼむことから転じて、人や家門の繁栄や衰退を表します。「盛衰栄枯」とも表記されます。
  • 盛衰興亡:栄えることと衰えること、または栄えたり衰えたりすること。「興亡」とは、国などが興ることと、滅亡することです。

栄枯盛衰は世の習い

「栄枯盛衰は世の習い」とは、「物事が栄えたり衰えたりすることは世間ではよくありがちなことである」という意味です。つまり永遠の繁栄はない、ということです。

自分が窮地に陥った場合でも、世間ではよくあることだから、諦めずに強くなれと昔の人は言ったのでしょうか。少し希望を感じる意味にも取れますね。

源平盛衰記

源平盛衰記は、平家物語の数多い異本の1つとされています。いくつかの異本を集大成したもので、全48巻。内容には編次や記事の重複、矛盾が多く見られ、統一感には欠けるようですが、源氏関係の挿話などを多く含み内容が豊富なことから、後世の文芸への影響も大きいとされています。

謡曲や浄瑠璃、歌舞伎、落語のネタや題材にもなっているので、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。平家物語が語り物であるのに対し、源平盛衰記は読み物風なことが特徴です。

作者は不詳で、鎌倉時代の中~末期頃に成立したのではないかと言われています。和漢の故事や説話を多く取りこみ、平家物語の3倍近い大部な本になっています。読むことを主眼した本ということで、「読本系諸本」とも呼ばれます。

平家物語

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。おごれる人も久しからず、ただ春の世の夢のごとし。たけき者も遂には滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。

これは、「平家物語」の冒頭部分です。有名な一節なので、皆さんもご存知ではないでしょうか。物事の「盛衰」を色々なたとえで表しています。

盛衰の「盛」とは

盛とは「も(り・る)」「さか(り・る)」と読み、意味が異なります。

「も(り・る)」の意味

  • 器に入れ満たす。うずたかく積み上げる。
  • 毒薬を飲食物に混入すること。
「盛り付け」「盛り土」「盛り合わせ」「盛り菓子」などで使われています。

「さか(る・り)」の意味
  • 物事の勢いが盛んになる。繁殖する。栄える。はやる。
  • ある状態がその頂点に達する時期。人が精神的にも肉体的にも最も充実していること。
  • 動物が一定の時期に起こす発情。
「燃え盛る火」「芝居が盛る」「暑い盛り」「働き盛り」「さかりが付く」などです。

盛の付く偉人

歴史上の偉人には「盛」の付く人が多くいます。特に平家には多く使われました。

  • 平清盛
  • 平敦盛
  • 平重盛
  • 平家盛
などがよく知るところです。勢いがあって、立派な印象を持つ「盛」は昔から人名としても人気が高かったようですね。

盛衰の「衰」とは

衰とは「おとろ(える)」「すい」と読みます。意味は

  • 勢いや力などが弱くなること
  • 体力、若さ、美しさなどが盛りを過ぎていくこと。衰弱すること
「気力が衰える」「衰退」「衰勢」「老衰」など、「衰」が付く言葉は多くて、会話でもよく使われますね。


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