「知名度」とは
「知名度」とは、人物や商品、企業などに対して使われる言葉で、どれだけ知られているかを表す言葉です。知名度が高いというのは多くの人に知られている状況で、知名度が低いというのはあまり知られていないという状況です。
ほとんどの場合、社会に情報が広がるきっかけは、テレビや新聞、雑誌、インターネットなどの、いわゆるマスメディアです。マスメディアを通して社会に露出されることで、たくさんの人に知られる形となります。
そのため、有名になりたい人や、売り出したい商品や企業は、積極的に話題作りを行ったりマスメディアに売り込んだりするのですね。
「知名度」の意味
「知名度」は、世間でその名がどれだけ知られているかの度合い、という意味です。人物、商品、企業などが、社会の中でどのくらい知られているかを表します。
「認知度」との違い
よく知名度と似たような意味で使われている「認知度」という言葉がありますが、実は「知名度」とは違う意味の言葉なので注意が必要です。
「知名度」はその名前がどれだけ知られているかの度合いで、「認知度」はただ知られているだけではなく、どれだけその中身や詳細まで知られているかの度合いになります。
「知名度」をあげるには話題性であったりインパクト重視のアピールを、「認知度」をあげるには知ってほしい中身や内容の詳細をアピールすることが重要になるでしょう。「知名度」をあげるよりも「認知度」をあげる方が難関そうですね。
「知名度」の使い方
- このタレントは、雑誌の表紙になってから知名度が上がった
- この商品は、CMにインパクトがないせいか知名度が低い
- 高い知名度を誇る企業だから、コラボしたらうちの会社の知名度もあがるかもしれない
「知名度」のあとには「高い」「低い」「上がる」といった形容詞や動詞が用いられるのが一般的ですが、いったん知られたものが急激に知られなくなる状況は考えにくいことから、「知名度が下がる」という使われ方はほとんどしません。
知名度アップは良いことでも悪いことでもある
知名度があがるというのは良いこと、というイメージがあるかと思いますが、悪いことである可能性もあります。例えば不祥事を起こした場合にテレビや新聞に取り上げられて、それがきっかけで知名度があがることもあります。その場合は不本意な知名度と言えますよね。
このように、知名度はあがればあがる程いいというわけではないですし、いい印象を与えようとしてアピールしたことが、かえって悪印象につながってしまい、悪い意味で知名度があがることもあるのです。
また、知名度は一度あがると、本来アピールしたいところだけではなく、悪い一面も知られたり、マイナスな意見が出てきたりする可能性もあるので注意が必要です。