「フレネミー」とは?意味や使い方をご紹介

みなさんは「フレネミー」という言葉をご存知ですか?これは「フレンド」と「エネミー」を組み合わせた言葉です。本来真逆の意味であるはずの言葉を組み合わせることに、違和感を覚える方もいらっしゃると思います。ここでは「フレネミー」について解説していきます。

目次

  1. 「フレネミー」とは
  2. 「フレネミー」の意味
  3. 「フレネミー」の類語
  4. 日本における「フレネミー」
  5. 「強敵」と書いて”とも”と呼ぶ
  6. 「フレネミーと賢くつき合う33の法則」

「フレネミー」とは

「フレネミー」とは「friend(友だち)」と「enemy(敵)」を組み合わせた、いわゆる混成語と呼ばれる言葉です。和製英語のような響きですが、れっきとした英語で、1950年代には存在していたと言われています。綴りは「frenemy」で、複数形で使う場合は「frenemies」となります。

「フレネミー」の意味

「フレネミー」は「友だちのふりをした敵」を指す言葉です。表面上は仲良くしておきながら、陰で悪口を広めたりする人がこれに当たります。他にも友だちの成功を妬み、心の中で失敗することを望む人も「フレネミー」と言えるでしょう。

「ライバル関係でありながら友達でもある相手(スポーツの競争相手など)」を「フレネミー」と呼ぶこともありますが、否定的なニュアンスで使われることの方が多いです。

「フレネミー」の類語

mean girls

「フレネミー」とほとんど同じ意味の言葉に「mean gairls」というものがあります。「mean」には「意味する」の他にも「意地悪な、不親切な」という意味があり、この場合は「意地悪な少女たち」と訳すのが適切です。また同名の映画が存在します。

gossip girl

「ゴシップガール」はそのまま「噂好きの少女」を指す言葉で、「フレネミー」の一種とされています。こちらも「ミーンガールズ」と同様に、ドラマのタイトルに使われています。

diva

読みは「ディーヴァ」です。元は「女性のオペラ歌手」や「女神」を意味する言葉だったのですが、そこから「成功した女性」となり、さらに「女王様気質な女性」や「勘違いした女」などといった意味が生まれました。

日本では「歌姫」と訳されることが多いですが、上にあげたように女性差別的な意味合いで使われることもあるので注意が必要です。

poison pal

「pal」は「friend」と同じく、「友だち」を意味する英語です。直訳で「毒友」となることからもわかるように、自分に害をなす友だちを指す言葉です。

日本における「フレネミー」

日本ではあまり使われない「フレネミー」ですが、2010年に人気ファンシャン雑誌「an・an」で特集記事が掲載されています。タイトルは「親友は本物? 巷にはびこる“フレネミー”に気をつけろ!」です。

また同年に、人気バラエティ番組「ホンマでっかTV」で「フレネミー」が取り上げられています。2013年には日本テレビで「フレネミー 〜どぶねずみの街〜」というタイトルのドラマが放送され、2015年には流行語大賞に「フレネミー」がノミネートされています。「流行りそうで流行らない言葉」というのが、日本における「フレネミー」の現状と言えるでしょう。

「強敵」と書いて”とも”と呼ぶ

日本語にも「フレネミー」に似た表現が存在します。それが「強敵と書いて『とも』と呼ぶ」です。これは人気漫画「北斗の拳」で、『強敵』に『とも』とルビが振られていたことに由来します。

「フレネミー」のポジティブな意味である「ライバル関係でありながら友達でもある相手」とほぼ同義になります。

「フレネミーと賢くつき合う33の法則」

「フレネミーと賢くつき合う33の法則」というタイトルの本が2012年に発売されております。「フレネミー」にもいくつかタイプが存在し、それぞれの傾向や、どう関わるべきかなど、漫画付きでわかりやすく解説されています。

自分の身の回りにも「フレネミー」がいるな、と思われた方は、この本で対策を立てるのも一つの手ではないでしょうか。

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