「忠実」とは?意味や使い方をご紹介

「忠実」を何と読みますか?恐らく大多数の人が「ちゅうじつ」と答えるでしょう。もちろん正解ですが、もう1つ別の読み方があるのを知っていますか?読み方で意味が異なるので、両方覚えると役に立つかもしれませんよ。この記事では、「忠実」の意味や使い方を紹介します。

目次

  1. 「忠実」の意味
  2. 「忠実(ちゅうじつ)」の使い方と例文
  3. 「忠実(まめ)」の使い方と例文
  4. 「忠実」の類語

「忠実」の意味

「忠実(ちゅうじつ)」の意味

「忠実(ちゅうじつ)」の意味は以下の通りです。

  1. まごころを持って相手によく尽くすこと、つとめること
  2. ルールや方法のとおり正確に実行すること

「忠」も「実」も、いつわりのない心・まごころという意味があります。また、「忠」には、君主に対して臣下たる本分を尽くすという意味もあり、1の意味を強調しています。

「忠実(まめ)」の意味

「忠実」には、当て字として、「まめ」という読み方もあり、意味は以下の通りです。

  1. 誠実でまごころがあること。まじめ。本気
  2. 労苦も嫌がらずによく働くこと
  3. 身体が丈夫なこと。達者であること
  4. 実用的であること

「実」だけで「まめ」と読むこともあります。1や2は、「ちゅうじつ」と通じる意味ですが、3や4は「まめ」にしかない意味です。ただし、4は古い使い方で、現在、あまり使われていません。

「忠実(ちゅうじつ)」の使い方と例文

1の意味:まごころを持って尽くすこと・つとめること

「忠実」は、基本的に褒め言葉として使われることが多い熟語です。また、ビジネスシーンにおいて、「忠実な人」は、信頼できる人・まじめな人という意味があります。

【例文】

  • 営業部のAさんは仕事忠実な人で、上司からも信頼されている。
  • 羽柴秀吉は、織田信長の忠実な家臣として知られている。

2の意味:正確に実行すること

「忠実に再現した」という表現がありますが、これは間違いを含まず、そのままを正確に再現したということです。過去のものを現在に蘇らせるときによく使われる言葉です。

【例文】

  • 私が持っているレプリカのユニフォームは、本物を忠実に再現したものだ。
  • この物語は、ある夫婦が体験した出来事忠実にドラマ化したものです。

「忠実(まめ)」の使い方と例文

ここでは、1から3の意味の使い方を紹介します。まず、一般的には、誠実でまじめであるがゆえに、労苦も嫌がらずよく働くと考えられることから、1と2の意味は共通するものがあり、使い方もよく似ています。

3の意味では健康状態や安否などを詳しく説明することなく、相手を安心させるような場合に使うことが多いようです。

1の意味の例文

  • 先生のちょっとした雑談までノートにとるなんて、忠実な人間だな。
  • お釣りの端数はあげるつもりだったが、彼は忠実に1円残らず返してきた。

2の意味の例文

  • 忠実に家の掃除をしておけば、年末に大掃除をする必要はないだろう。
  • 学生時代から忠実に付けていた日記がこんなところで役に立つなんて驚きだ。

3の意味の例文

  • しばらく連絡をせず心配をかけましたが、忠実で暮らしております。
  • 私も歳を取りましたが、忠実なのが何よりです。

「忠実」の類語

「誠実」

「誠実(せいじつ)」の意味は、「他人や仕事に対して、まじめでまごころがこもっていること」です。「忠実」と共通する部分もありますが、「忠実」のように「命令された通りにやる」というニュアンスはありません。

【例文】

  • 彼は誰の悩みに対しても誠実に答えてくれるので、頼りにされている。
  • 店員の誠実さに心を動かされ、買う予定になかった家電を買ってしまった。

「忠義」

「忠義(ちゅうぎ)」の意味は、「主君や国家に対して、まごころを尽くして仕えること」です。「忠実」と共通する部分の多い熟語です。「忠義を尽くす」は、時代劇でよく耳にしますが、現代社会で使われることは少ないです。

【例文】

  • 私は殿に忠義を尽くしてきたが、この度の命には納得がいかない。
  • 確保した男は主君への忠義から、決して素性を明かすことはなかった。

「律儀」

「律儀(りちぎ)」の意味は以下の通りです。

  1. 義理堅いこと。実直であること。
  2. 健康なこと。丈夫

「忠実(まめ)」と共通する部分があり、「律儀な奴」≒「忠実な奴」として使われることがあります。なお、漢字表記には「律義」もあり、「りつぎ」という読み方もあります。

【例文】
  • 落とし物を拾ってあげただけでお礼がしたいなんて、律儀な人だな。
  • 皆が足を伸ばしてリラックスした座り方をする中、彼女は律儀に正座をしていた。

「真摯」

「真摯(しんし)」の意味は、「真面目でひたむきなさま」です。ビジネスシーンで、自らの誠意を相手に示す時に「真摯」という言葉が使われます。また、謝罪の場で「真摯に受け止めて」という常套句(じょうとうく)を耳にすることも多いです。

【例文】

  • 仕事に対して真剣に取り組んでいるからこそ、私は彼と真摯に向き合うことにした。
  • 上司からの叱咤激励真摯に受け止めて、一層努力しようと心に決めた。

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