「荒らし」とは?意味や使い方をご紹介

「荒らし」という言葉を聞いたことがありますか。掲示板などを中心にネット上ではよく見かける言葉です。ネット以外では見ることは少ないです。良いイメージのない言葉ですが、正しい意味や使い方は理解していますか。ここでは、「荒らし」の意味や使い方を紹介します。

目次

  1. 「荒らし」とは
  2. 「荒らし」の目的
  3. ネット上の「荒らし」
  4. 現実の「荒らし」

「荒らし」とは

「荒らし」とは、その場にある秩序を無作為に乱すこと、奪うことを意味する言葉です。「車上荒らし」や「道場荒らし」などさまざまの行為を指して使われてきた言葉でもあります。

ただ「荒らし」という場合は、インターネット上の「荒らし」を指す場合が多いでしょう。ネット用語においての「荒らし」は、「多くの人が使うコンテンツ上に、人が不快になるような発言をすること」の意味です。もともとの意味のように、場を荒らす場合にも用いられます。

スマートフォンの普及によりインターネットが、当たり前のものとなった現在においては、「荒らし」は大きな問題となりつつあります。

「荒らし」の目的

「荒らし」を行う人の大半は、いたずら目的であるなど愉快犯が多いようですが、「荒らし」にも種類があるので紹介します。

  • 人が困っている様を見たい(愉快犯型)
  • 優れたものが気に入らない(嫉妬型)
  • 自分の存在を誇示する(自己主張型)
  • 荒らしに対して過剰反応をしてしまう(反応型)
  • 荒らしであると自覚していない(無自覚な荒らし)
「荒らし」は、不快に思う人が多いのでつい反応しがちですが、過剰に反応し過ぎるとその反応自体が「荒らし」とみなされてしまうこともあるようです。「荒らし」に対応するときは、いったん冷静になり感情的にならないようにしたほうがよいでしょう。

ネット上の「荒らし」

「荒らし」のより具体的な行為について説明します。

掲示板での「荒らし」

掲示板における「荒らし」は、おもにコピペと連投です。意味のない文字列で掲示板を埋めてしまうことで、掲示板が使えなくなってしまいます。愉快犯型の「荒らし」が多く、何がきっかけでこの「荒らし」が発生するか分かりません。

掲示板では、テーマが決められていることが多いのですが、そのテーマと関係ない話題を永遠と投稿し続けるという「荒らし」もあります。一度だけならただ間違えただけという可能性もありますが、指摘してもやめない場合は「荒らし」です。反応はしないほうがいいようです。

wikipediaでの「荒らし」

wikipediaでの「荒らし」は、百科事典の品質を故意に低下させようとするあらゆる編集のことを言います。誰でも編集ができるwikipediaなどでは、いたずらで記事の内容を編集する「荒らし」存在します。すでにある文章を卑猥なものに書き換えたり、ページの白紙化などが一例です。

ただし、ページが大幅に書き換えられていても、新事実が発見されたなどの理由で変えられていることもありますので、すぐに「荒らし」と判断するかどうかは慎重になった方がいいでしょう。

現実の「荒らし」

「車上荒らし」

「車上荒らし」は、自動車などの積荷や車内の金品を盗む行為のことです。駐車場などに止めてある車が狙われることが多く、日本国内においてもポピュラーな犯罪といえます。

車内の荷物が狙われると思われがちですが、車のパーツが狙われることもあります。タイヤやアルミホイールが盗まれることが多く、ハイブリット車ではバッテリーが盗まれる事件もあります。

「道場荒らし」

「道場荒らし」は、格闘技や剣術などの武芸道場を訪れ、試合を強要し、勝つと金銭などを要求する行為や、それを行う人物のことをいいます。道場破りとも呼ばれます。

イメージでは看板を破壊したり、持って行ったりしますが、このような看板を賭けた「道場荒らし」が実際に行われていたかは疑問視されています。そもそも当時の道場に看板がかけられたいたかどうかにも疑問があり、時代劇や時代小説での創作であると考えられているようです。


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