ギャル語とは
『ギャル語』とは1990年代の後半に、当時のコギャル(*注)達の間で使われていた言葉が起源だとされており、現代でもなお、主に東京の渋谷を発祥地として若い女性世代(コギャル)に広がって使用されている言葉のことを指します。
略語(外来語も含む)やネット上のスラングや方言などを組み入れるなどして独自の表現で創り出したフレーズであることが特徴として挙げられます。
*注:当時、主に制服のスカートを短くし、髪を茶髪にして顔や全身を黒く(ガングロ)して、ルーズソックスを履くといったファッションをていた女子高生。
ギャル語大賞
毎年暮れになると、『ギャル語大賞』が決定します。なお、2017年のギャル語大賞は『マ?』でした。以前から若者言葉として使われていた「マジ」をさらに短くしたものだそうで、「?」を付ける事により驚きの気持ちが強く表されているとのことです。
2017年ギャル語ランキング
そして、大賞に続く2017年のギャル語ランキングは下記の通りでした。
1位:マ?
【大賞】
2位:だいしてる
「大好き」と「愛してる」が合わさった言葉と言われます。【使い方】〇〇さんだいしてる
3位:スタ連(スタレン)
LINEなどでスタンプを連続して送信する行為「スタンプ連打」を略して使う言葉とされます。またモーニングコールの依頼として、通知音を連続して鳴らしてもらう場合に使うこともあるようです。【使い方】明日6時に スタ連 してくれる。
4位:過去1(カコイチ)
「過去で1番」という言葉を略したもの。【使い方】この料理 過去1 美味しい
5位:フロリダ
LINEでのトーク中などに「お風呂に入るから離脱する」を略した言葉。【使い方】ごめん、フロリダ するね。
6位:そマ?
1位と重なりますが、「それマジ」を略したもの。
7位:ちな
「ちなみに」を略した言葉。【使い方】ちな どんな内容の本だった。
8位:絶起(ゼッキ)
大事な予定がある日の朝に、大寝坊をして絶対に間に合わない状況を「絶望的な起床」と表現し、それを略した言葉。【使い方】今朝は大事な会議だったのに 絶起 した。
9位:メンブレ
「メンタル(精神)」が「ブレイク(壊れる)」を合わせた言葉で「メンタルブレイク」を略した言葉。【使い方】あの人に恋人いたなんて メンブレ
10位:うぽつ
YouTubeにアップロードした人に対し、「アップロードお疲れ様です」という挨拶が「アップお疲れ様」と略され、さらに変化した言葉。「アップお疲れ様」が「UP乙(アップオツ)」と略され、それを「UP otu」と書き換え、さらにローマ字読みし、「うぽつ」に変化したとされます。