「アドバンス」とは
「アドバンス」とは、英語の「advance」です。動詞、名詞として使われます。意味は主に2つあります。1つ目の意味は、「前進」や「進歩」、「進出」です。日本で「アドバンス」が使われる場合は、この意味がほとんどです。2つ目の意味は、「前払い金」、「全納金」です。「前払い金」とは、契約の際などにあらかじめ払ったお金のことです。2つ目の意味で使われる場面は、あまり見かけません。
「先行した」の意味で、「アドバンス」の過去形「アドバンスト」が使われる場合も多いです。「アドバンスド」と表記されることもあります。
「前進」・「進歩」の意味での「アドバンス」
- 英語には自信があったから、アドバンスコースを選択した。
- アドバンスクラスは、まだ難しい。
のように使います。
「前払い金」の意味での「アドバンス」
- うかつにも、アドバンスを持ち逃げされてしまった。
- 手付金として、アドバンスを支払った。
のように使います。
「アドバンス」の語源
「アドバンス」の語源は、古期フランス語です。古期フランス語では「・・・に先行する。」という意味です。この意味から、英語で使われる「前進」や「進歩」、「前払い金」などの意味となりました。
ゲームボーイ「アドバンス」
有名なゲーム機にも「アドバンス」が使用されています。
「ゲームボーイ」
「ゲームボーイ」とは、1989年に任天堂が発売した携帯ゲーム機です。携帯ゲーム機として累計売上台数が1億台をはじめて突破したゲーム機でもあります。ソフトとしては、「ポケットモンスター赤・緑」が有名です。
「ゲームボーイ」は、頑丈さでも有名で、湾岸戦争時に任天堂によってアメリカ軍兵士に暇つぶし用として提供されていました。空爆で破壊された宿舎の中から、外装が焼けただれた「ゲームボーイ」が発見され、内部に問題はなく正常に動作した、というエピソードがあります。
ゲームボーイ「アドバンス」
ゲームボーイ「アドバンス」は、2001年に任天堂が発売した携帯ゲーム機です。ゲームボーイの後継機として12年ぶりに開発されました。「アドバンス」といえばこのゲーム機を思い浮かべる人も多いでしょう。ゲームボーイアドバンスは、任天堂の発表によると世界で7946万台売り上げています。
ゲームボーイアドバンスは、「進歩したゲームボーイ」という意味になります。ゲームボーイの後継機としてふさわしい名前です。しかし、発売当時意味を知っていた子供は、多くなかったでしょう。
ちなみに、ゲームボーイアドバンスで単独で一番売り上げたソフトは、「ポケットモンスター・エメラルド」、2本合計での売り上げでは、「ポケットモンスター・ルビー/サファイア」です。
映画「アドバンスト・スタイル」
「アドバンスト・スタイル」は2015年に公開された映画です。配給会社はB級映画で有名な「アルバトロス・フィルム」です。
この作品は、ニューヨークで独自のファッションスタイルを貫いている7人の老齢な女性に焦点を当てたドキュメンタリーです。独自のスタイルを貫く7人の女性たちに密着した本作は、力強く生きる彼女たちの姿や彼女たちのファッション哲学を映し出します。
「アドバンスド大戦略」
「アドバンスド大戦略」は、セガから発売されたウォー・シミュレーションゲームです。第二次世界大戦を舞台にした作品で、主にナチス・ドイツ軍となり連合国に勝利することが目的になります。
シリーズの中で最も人気なのは初代メガドライブ版の「アドバンスド大戦略 ドイツ電撃作戦」です。CPUの思考時間が長いのが有名で、自分のターンが終わり風呂にはいて出てきても、まだCPUの思考が続いていたというエピソードがあります。