「ピーキー」とは?意味や使い方をご紹介

みなさんは、「ピーキー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?某漫画でも「ピーキー過ぎておまえにゃ無理だよ」というセリフが出てきますが、一体どういう意味なのでしょうか。ここでは、「ピーキー」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「ピーキー」とは
  2. パワーバンドとは
  3. 「ピーキー」の使い方
  4. 「ピーキー」で有名な、ホンダ「S2000」
  5. 「ピーキー」なマシンの魅力

「ピーキー」とは

「ピーキー」とは、車やバイクのエンジンにおいて、高回転では最大のトルクを発揮できて速いが、低回転ではからっきし遅くて扱いづらいという特性のことです。高回転型のエンジン特性ではパワーバンドが狭いことが多く、回転数を維持する技術が必要になってきます。

また、上記のようなエンジン特性にならって、人の性格を「ピーキー」と表現することもあります。特定の条件下では一気にテンションが上がるけれど、普段はテンションが低い人物のことを「ピーキー」な人と呼んだりするわけです。

パワーバンドとは

パワーバンドとは、最大出力と最大トルクが発生する回転数の範囲です。たとえば、あるバイクのエンジンが6000回転で最高出力、2000回転で最高トルクが出るとします。このバイクのパワーバンドは、2000回転から6000回転の間となります。

一方で、別のバイクのエンジンは10000回転で最高出力、9000回転で最高トルクが出るとします。このバイクのパワーバンドは、9000回転から10000回転の間となります。

パワーバンドの回転数を維持しないと、車やバイクは速く走れません。つまり、前者は2000回転から6000回転までを維持すれば速く走れるのに対し、後者は9000回転から10000回転までの僅かな範囲を維持しないと速く走れないのです。後者のようなエンジン特性が「ピーキー」と呼ばれます。

「ピーキー」の使い方

友人に車やバイクを貸すときに、「この車はピーキーだから気をつけてね」「このバイクはピーキーだから回さないといけないよ」と助言することがあります。レビューサイトでは、「ピーキーなので扱いづらい」「ピーキーさが面白い」「ピーキーは嫌い」「ピーキーじゃないと乗りたくない」といった意見も聞かれます。

次は、人に対して使う場合です。たとえば、勉強は嫌いなのに体育だけ張り切るというクラスメイトに対して、「おまえはピーキーな奴だな」「ピーキーさを何とかしろ」といった使い方ができます。その時どきの気分に正直でわかりやすい性質のため、かえって人間らしさが感じられます。

「ピーキー」で有名な、ホンダ「S2000」

「S2000」とは、ホンダ技研工業が1990年から2009年まで生産・販売していたオープンスポーツカーの名称です。ホンダはFF(フロントエンジン前輪駆動)車の生産を得意としていますが、「S2000」はFR(フロントエンジン後輪駆動)車であるために、発売前から注目を浴びました。しかし、狭いトランクルーム、狭い車内、カーナビを取りつけられないといったネガティブな要素が目立ち、販売数は伸び悩みました。

その分、スポーツカーとしての完成度は抜群で、回転が上がるほど楽しくなるエンジン特性は高評価され、しばしば戦闘機にたとえられるほどです。「ピーキー」さゆえに、通勤や街乗りには不向きで、本領を発揮するのはサーキットがメインとなります。そのため、初心者は「S2000」の魅力を十分に味わえず、すぐにスピンしてしまうこともあります。

「ピーキー」なマシンの魅力

「ピーキー」な車やバイクは大衆にはウケませんが、一部のファンからは絶大な人気を誇ります。オートマチック車よりもマニュアル車を好む人たちもそうですが、自分で操作し、その力量が顕著に反映されることに楽しさを感じるのです。車好きたちは、「走る喜び」「操作する喜び」というフレーズをよく使用します。彼らのなかには、いかに速く走らせるか、いかにエンジンの性能を限界まで引き出すかを試行錯誤し、休日にはサーキットで一秒のタイムを縮めることにこだわる人もいます。

車でのんびりドライブするのも魅力的ですが、一分一秒を争うレースの世界も非日常的で楽しいかもしれません。車やバイクを自分の手足のように操ることが好きな人は、乗り換えの際に「ピーキー」なマシンを検討してみてはいかがでしょうか。


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