「ケツカッチン」とは?意味や使い方をご紹介

「ケツカッチン」という言葉は、もとはドラマや映画の撮影現場で使用される業界用語でしたが、バブル時代になると一般人にも浸透しました。現在の若者のなかには、意味を知らない人もいるかもしれません。ここでは、「ケツカッチン」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「ケツカッチン」とは?
  2. 「ケツカッチン」の使い方
  3. 「ケツカッチン」に関係のある業界用語
  4. バブル時代の流行語
  5. 現代でも使える「ケツカッチン」

「ケツカッチン」とは?

「ケツカッチン」とは、あとにも予定が入っており、時間が押している状態や、予定がぎっしり詰まっていることを指す言葉です。もともとは、ドラマや映画の撮影現場で使用される業界用語したが、バブル時代には流行語として一般人にも広まりました。

有名な俳優や女優は、分刻みの過密なスケジュールを組んでいることも多く、時間をきちんと守らないと、まともに仕事をこなせません。また、撮影者側も納期や段取りがあるため、上手に時間配分しないと収集がつかなくなってしまいます。このような、時間を何よりも重視する現場から、「ケツカッチン」という言葉は生まれました。

「ケツカッチン」の使い方

たとえば、このあとに大事な予定が入っており、現在おこなっている用事を切り上げなければならないときには、「ケツカッチンだから、そろそろ帰らなきゃ」というように使います。また、当日に限らず、先の予定がぎっしり詰まっているときは、スケジュール表をみながら、「この日はケツカッチンだから忙しくなるぞ」といった使い方もできます。

このように、現在のことに対してはもちろん、未来のことに対しても、過去のことに対しても「ケツカッチン」を使うことができます。過去の場合には、「あの日は、ケツカッチンだったから早く帰っちゃってごめんね」と友人に謝りたいときなどに使用できます。

「ケツカッチン」に関係のある業界用語

「ケツカッチン」を理解するうえで、テレビや映画業界の用語を知っておくと便利なので、いくつかご紹介します。

「カチンコ」

「カチンコ」は、撮影の始まりと終わりを合図する小道具です。作品のタイトルや、テイク数、監督の名前などが書かれているボードと、音の鳴る拍子木が一体化しています。シーン撮影開始時に「カチンコ」を鳴らすことによって、カメラがまわり、演技や演出がおこなわれます。そして、シーン撮影終了時に「カチンコ」を鳴らすことによって、カメラが止まり、演技や演出も止まります。

「頭」と「ケツ」

撮影開始時間や集合時間を「頭」、撮影終了時間や解散時間を「ケツ」といいます。長い作品になると、撮影に数年かかることもあるので、それだけ規則や時間配分といったことに注意しなければなりません。たった数分の遅れでも、何回も積み重なると、ゆくゆくは何日分もの遅れになることも考えられます。こうならないためにも、業界では特に、「頭」と「ケツ」をしっかりと管理することが重要なのです。

「押す」と「巻き」

収録時間が予定よりも長引いていることを「押す」、進行を急ぐことを「巻き」といいます。ここでも、大切なのは時間を厳守することなので、収録時間が長引いているときは、「時間が押しているので、巻きでお願いします」などといわれます。

バブル時代の流行語

バブル時代には、「ケツカッチン」をはじめ、多くの業界用語が一般人にも浸透しました。バブル時代と聞くと、「アフターファイブ」には「ボディコン」や「肩パッド」の衣装を身につけ、「ディスコ」で夜通し踊る姿をイメージする人もいるでしょう。経済も目覚ましく発展し、働けば働いた分だけ収入も増え、「当時は暇な時間がなかった」と語る人もいます。

このように、バブル時代は仕事も遊びも高いレベルで充実していました。業界用語だった「ケツカッチン」が流行語として広く浸透したのは、エネルギッシュな日々を送る彼らの生活を、適切に表現できる言葉だったためでしょう。

現代でも使える「ケツカッチン」

「ケツカッチン」は、バブル時代ほどの勢いはなくとも、現代でも通用する言葉です。特に「リア充」と呼ばれる、毎日が充実している人たちのなかには、芸能人顔負けのハードスケジュールを組んでいる人もいます。たとえば、午前中は地方のマラソン大会に出場して、午後はアパートの引っ越し作業をして、夜は友人との飲み会が控えている、なんてこともあります。彼らにとっては、「ケツカッチン」は死語ではなく、まだまだ現役の言葉だといえるでしょう。


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