「しょっちゅう」とは?意味や使い方を由来を含めてご紹介

「しょっちゅう」という言葉の由来をご存知でしょうか。頻度を表す言葉として頻繁に使っている方も多いと思われますが、通常は漢字表記もしませんし、いったい何に由来する言葉なのでしょうか。ここでは、「しょっちゅう」の意味や使い方を由来も含めてご紹介します。

目次

  1. 「しょっちゅう」の意味
  2. 「しょっちゅう」の使い方
  3. 「しょっちゅう」の由来

「しょっちゅう」の意味

「しょっちゅう」とは、「いつも」「ふだん」「絶えず」「終始」という意味の言葉(副詞)です。

漢字表記はなく、通常はひらがなで表記されます。(※「由来」の項もご参照ください)

「しょっちゅう」の使い方

「しょっちゅう」は頻度を表す言葉の中ではかなり高頻度であり、その行為がほとんど日常的にみられる、何度もやっているというさまを指して使います。

身近な言葉として日常会話でも頻用されており、「あいつはいつもそればかりだ」という揶揄(やゆ)や強調のニュアンスが込められることもあります。

例文

  • あの兄弟は仲が悪くて、しょっちゅう言い争いをしている。
  • この美しい砂浜では、ドラマや映画の撮影がしょっちゅう行われています。
  • 家に泥棒が入るなんて、しょっちゅうあることとは言えないけど、防犯対策はきちんとしておこう。

「しょっちゅう」の由来

「しょっちゅう」という言葉は、「初中後」(しょちゅうご)という言葉の音が変化したものと考えられています。

「初中後」とは?

「初中後」とは、物事を「初」「中」「後」の三段階に分ける考え方を表す言葉です。「最初」「中間」「最後」と言い換えても良いでしょう。

これが転じて「最初から最後まで、終始一貫」という意味でも「初中後」が副詞的に用いられ、最後の「後」が省かれて「初中」ともいわれるようになりました。そして、この「しょちゅう」が「しょっちゅう」に音変化したという説が最有力です。

 「初中後」、「初めから終わりまでいつも何かをする」というさまを「しょっちゅう」と言う、と考えれば、一段と言葉の理解が深まるのではないでしょうか。


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