「すこる」とは?意味や使い方をご紹介

SNSなどで「すこる」という言葉を見かけたことはあるでしょうか。ネットスラングで「好き」の意味で「すこ」ということがあります。しかし、「すこる」は「すこ」とはまた別の言葉なのです。今回は「すこる」の意味や使い方について解説します。

目次

  1. 「すこる」とは
  2. 「すこる」の使い方
  3. なぜ「すこる」のか?
  4. 「すこる」と「すこ」
  5. 「スコル」とは

「すこる」とは

「すこる」とは、「スコア(点数)に大差をつけられる」ことを省略してできたネットスラングです。「スコる」のように部分的にカタカナで表記されることもあります。

一部では「性行為・性的に興奮すること」などを「すこる」と言っている場合もあるようですが、ここでは上記の意味の「すこる」について見ていきましょう。

「すこる」の使い方

「すこる」がおもに使われているのは動画配信サイト『YouTube』の評価です。『YouTube』では、動画ごとに、高評価か低評価かをユーザが選びます(どちらも選ばないことも可能です)。

動画において、高評価が低評価を大きく下回った場合、「すこる」と表現します。『YouTube』以外の、試合で点差が大きく開いた、テストの点数で大差がついたという話題ではほとんど用いられません。

(A)

Bさんの動画、またすこる人が多いですよね。

(B)

何も反応がないよりは、すこられる方がましかなw

なぜ「すこる」のか?

『YouTube』で動画を見て、あくまで個人の感想として低評価を付ける人もいます。しかし、人気YouTuberなどのアンチが嫌がらせの目的で低評価を付ける場合もあるのです。

低評価を自動で付けるツールもあるくらいですから、動画も見ずに「この人が嫌いだ」というだけで「すこる」人もいるのでしょう。

低評価があまりにも多いと動画配信者の広告収入が減少するという噂もあるので、それを目的として「すこる」のかもしれません。しかし、実際のところは、低評価が多くても広告収入には特に影響がないようですよ。

「すこる」と「すこ」

SNSなどでは「すこ」というネットスラングも見かけますね。この「すこ」は「すこる」とは関係ありません。「すこ」は「好き」のタイプミスから生まれた言葉ですから、「好き」という意味です。

「スコル」とは

「すこる」を「スコル」とすべてカタカナで表記する場合は、別のものを指します。「スコル」(Sköll)は古ノルド語で「高笑い・嘲る人」を表す言葉です。

「スコル」北欧神話に出てくる魔性のオオカミの名前でもあり、魔狼・フェンリルの子供という説もあります。ラグナロク(北欧神話の最終戦争)においては、「スコル」は太陽を取り押さえ、食い尽くしてしまうとされています。


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