オフレコとは?オフレコの意味
公表や記録を前提としない非公式な発言、内密の情報提供を指す言葉
オフレコの説明
オフレコは英語の「off the record」を略したカタカナ語で、文字通り「記録から外す」という意味を持ちます。もともとはジャーナリズムの世界で、情報提供者が「この発言は公開しないでほしい」と条件をつける際に使われる専門用語でした。現在では一般の会話でも「これは内緒の話で」というニュアンスで広く使われるようになっています。メディア業界では「完オフ」(一切公開しない)と「匿名報道」(発言者のみ伏せる)という使い分けも存在し、情報の取り扱いにおいて重要な役割を果たしています。
オフレコは信頼関係が前提の言葉ですね。約束を守れるかどうか、よく考えてから使いましょう!
オフレコの由来・語源
「オフレコ」の語源は英語の「off the record」に由来します。recordは「記録」、offは「離れて」「外れて」を意味し、文字通り「記録から外れた」状態を表します。この表現は1920年代のアメリカでジャーナリズム業界において、政治家や公人が記者に対して「この発言は公式記録に残さないでほしい」と条件をつける際に使われ始めました。日本では戦後、マスメディアの発展とともに専門用語として導入され、現在では一般社会にも広く浸透しています。
オフレコは信頼がすべての言葉。使い方には細心の注意が必要ですね!
オフレコの豆知識
オフレコには「完オフ」と「匿名報道」の2種類があることをご存知ですか?完オフは発言内容そのものを一切公開しない徹底した非公開、匿名報道は発言者のみを伏せて内容は報道する方法です。また、オフレコ発言は法的には契約ではないため、記者の倫理観に委ねられる部分が大きいという特徴があります。近年ではSNSの普及により、オフレコ発言が簡単に拡散されるリスクも高まっており、メディア関係者間で取り扱いの難しさが話題になることも少なくありません。
オフレコのエピソード・逸話
2016年、当時のトランプ米大統領がロシアの外交官と会談した際のオフレコ発言がメディアにリークされ、大きな政治問題となりました。また日本では、ある著名な政治家が記者クラブで「これはオフレコで」と前置きして語った内容が週刊誌に掲載され、政治スキャンダルに発展した事例があります。芸能界では、人気俳優がインタビューで「オフレコで話すと…」と語ったプライベートなエピソードが関係者を通じて広まり、ファンの間で話題になったことも。これらの事例から、オフレコの境界線の難しさが伺えます。
オフレコの言葉の成り立ち
言語学的に見ると、「オフレコ」は英語の複合語を日本語の音韻体系に合わせて短縮した「省略借用」の典型例です。英語の3語からなる「off the record」が「オフレコ」という2音節4モーラに縮約される過程で、機能語の「the」が脱落し、主要な意味要素のみが保持されています。また、カタカナ語として定着する過程で、原語の意味がやや拡大解釈され、より広い文脈で使用されるようになりました。これは外来語の日本語化における一般的な傾向で、専門用語から一般語彙へと意味領域が拡大する「意味の一般化」の好例と言えます。
オフレコの例文
- 1 飲み会で上司が『これはオフレコで話すけど…』と言い出したら、みんな思わず身を乗り出してしまうあるある
- 2 友達とゴシップ話で盛り上がっている時、『これオフレコだからね!』と念押しするのがお決まりのパターン
- 3 会社の愚痴を同僚に話す時、無意識に『オフレコで聞いてよ』と前置きしてしまうこと、ありますよね
- 4 ママ友とのおしゃべりで『オフレコで教えるね』と言われたら、それは絶対に広めたくなる情報だったりする
- 5 打ち解けた席で『実はオフレコなんだけど…』と言い出すと、一気に場の空気が親密になるあの瞬間
オフレコの正しい使い分けポイント
オフレコを使い分ける際の重要なポイントは、状況と相手を見極めることです。ビジネスシーンでは、重要な情報共有の前に「オフレコでよろしいですか?」と確認する習慣をつけると、誤解を防げます。
- 公式な場ではオンレコが基本、個人的な意見はオフレコで
- 信頼できる相手に限定して使用する
- オフレコの範囲を明確に伝える(「この部分だけオフレコで」など)
- 後から「実はあれオフレコだった」と言わない
オフレコ使用時の注意点
オフレコは便利な表現ですが、使い方を間違えると人間関係にヒビが入ることも。特に以下の点には注意が必要です。
- オフレコの約束は絶対に守る - 一度でも破ると信用を失います
- 重要な内容ほど文書で確認 - 口頭だけのオフレコは後々トラブルの元に
- SNSでの取り扱いには特に注意 - スクショや転載のリスクを常に意識
- オフレコの連発は逆効果 - 多用すると「またか」と真剣に受け取られなくなる
オフレコに関連する用語集
| 用語 | 意味 | オフレコとの関係 |
|---|---|---|
| オンレコ | 公開可能な発言 | オフレコの対義語 |
| チャタムハウスルール | 発言内容は公開可だが発言者非公開 | オフレコに近い概念 |
| NDA | 秘密保持契約 | 法的に拘束力のあるオフレコ |
| 背景説明 | 報道での匿名情報提供 | オフレコの一種 |
よくある質問(FAQ)
オフレコとオンレコの違いは何ですか?
オフレコは「非公開・内密」を意味するのに対し、オンレコは「公開可・公表OK」を意味する正反対の言葉です。オンレコは英語の「on the record」が語源で、発言内容を記録・公開して問題ない場合に使われます。会話中にどちらかわからない時は、確認するのが安心ですよ。
オフレコ発言を誰かに話してしまったらどうなりますか?
オフレコ発言を不用意に話してしまうと、相手との信頼関係が損なわれる可能性があります。特にビジネスシーンでは信用問題に発展することも。うっかり話しそうになった時は「これはオフレコな話だから…」と再度確認するクセをつけると良いでしょう。
オフレコは法的に守られるのですか?
オフレコは基本的に法的拘束力のある契約ではなく、倫理や信頼に基づく紳士協定のようなものです。ただし、明示的な秘密保持契約(NDA)を結んでいる場合は別です。オフレコの重要性に応じて、必要なら正式な契約を結ぶことをおすすめします。
友達同士でもオフレコは使えますか?
もちろん使えます!友達同士で「これオフレコな話だからね」と前置きすれば、より親密な会話ができるきっかけになります。ただし、軽い気持ちで使いすぎると「またオフレコ?」と真剣に受け止められなくなるので、ほどほどが大切です。
オフレコ発言がメディに流出した場合の責任は?
基本的にオフレコ発言を漏らした記者やメディア側の倫理上の問題となります。ただし、情報の重大性や公共性によっては「知る権利」が優先される場合もあり、ケースバイケースです。最近ではSNSの普及で、オフレコの境界線がさらに曖昧になっています。