「携わる」の類語は?意味や使い方をご紹介

「携わる」という言葉、現代では「携える」に置き換えられたり、他の類語で表現されたりしてあまり目にする機会がありません。使いどころやニュアンスがよくわからないという方もいるかもしれません。今回は、「携わる」の意味や使い方、類語についても紹介していきます。

目次

  1. 「携わる」の意味
  2. 「携わる」の使い方
  3. 「携わる」の類語

「携わる」の意味

「携わる」(たずさわる)はラ行5五段活用の動詞で、以下のような意味を持ちます。

  1. ある物事、業務や仕事などに関係する
  2. 一緒に連れ立って行く
  3. 互いに手と手を取り合う

現在では、1の意味で使われることがほとんどです。2と3の意味を表す場合には、一般的に「携える」(たずさえる)を使用します。

「携わる」の使い方

使用頻度の高い1の意味での使い方について紹介します。現代ではビジネス用語に近い感じで用いられ、仕事に就いている、職務を担当していることを表します。

深く関わっている業務

「携わる」という言葉はある仕事に深く関わっているという意味で使うことができます。特定の分野や業界、勤務先での部署や課、担当の職名などをあげて「~に携わる」といった形で用いられることが多いです。

【文例】

  • A氏は教育業界に携わる重鎮だ。
  • 採用業務に携わるBと申します。

前職の経歴

就職や転職活動で履歴書に前職や学生アルバイトの経験を記入したり面接で前職の説明をしたりする際に「携わる」が使用されます。「〇〇に携わった経験があります」、「前職に携わった経験を活かし~」のように経歴をアピールすることが可能です。
【例文】

  • 前職では営業事務に5年携わりました。その経験が活かせると思い応募いたしました。
  • 苦情処理に携わった経験があり、相談窓口業務に役立てるのではと考えております。

「携わる」の類語

類語①関与する

「関与する」(かんよする)は「干与」とも表記し、人や組織などが物事に関わりを持つといったニュアンスで使用される言葉です。

業務に関連した会社の組織名や、その仕事に就いている役職や人との関わりを表すなら「携わる」と同じような意味合いで使うことができます。

【例文】

  • 彼は会社の広報活動に関与している。
  • Cさんは相談役として経営に関与している。

類語②従事する

「従事する」(じゅうじする)は仕事に関わりを持つことを意味する言い回しで、業種や職業などを表す言葉と一緒に使われます。

1つの仕事に集中して関わりを持つというニュアンスを含み、専門的に深く携わることを表す言葉です。

【例文】

  • 製造業に従事しているDさんです。
  • 研究職に従事して20年が経とうとしている。

類語③担当する

「担当する」(たんとうする)は、受け持った業務に当たる、もしくは割り振られた仕事を引き受けることを意味する言葉です。「携わる」の類語としては、職業や部課名、業務の内容などを表す言葉と一緒に使われます。

【例文】

  • 受付を担当するEです。よろしくお願いいたします。
  • 彼女は宣伝活動を担当することになった。


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