「真骨頂」とは?意味や使い方をご紹介

皆さんは「真骨頂」という言葉をご存じですか。漢字ではわからなくても、「しんこっちょう」ならテレビの実況中継で耳にしたことがあるのではないでしょうか。雑誌の記事などでも目にすることがある言葉です。今回は「真骨頂」の意味と使い方を類語を含めご紹介します。

目次

  1. 「真骨頂」とは?
  2. 「真骨頂」の使い方
  3. 「真骨頂」の語源
  4. 「真骨頂」の類語

「真骨頂」とは?

「真骨頂」は、(しんこっちょう)と読みます。漢字を見ても、読みがわかっても、シンコッチョウ?と首をかしげる人は多いかもしれません。

一方、スポーツ好きな人なら、「~選手の真骨頂!」などの実況中継のアナウンサーの声が思い浮かぶのではないでしょうか。また、文芸好きな人なら批評記事で、「小説家~の真骨頂」などという文章を読んだ記憶があるでしょう。

「真骨頂」は、そのもの(その人)が本来持っているありのままの姿、能力、本当の様子などを意味する言葉です。それゆえに、スポーツの解説や文芸、技芸の論説など「評価」を伝える場で多く見聞きすることになるのです。

「真骨頂」の使い方

「真骨頂」は、本来、様々な対象に用いることができますが、現代日本語では、圧倒的に「人」を対象として使われることが多い言葉です。その場合、対象とされる人物、あるいは何かの行為は、元々、賞賛されるべき有能さを持っていることが前提となります。

例えば、優勝が有力視される走者が日本新記録でゴールすれば、まさに「真骨頂」。逆に予選をぎりぎりで通過した注目されない選手が優勝した場合、「真骨頂」は用いられません。逆転劇、番狂わせ、奇跡の優勝などとアナウンサーは叫ぶことでしょう。

「真骨頂」の文例

「真骨頂」は、「~は~の真骨頂」「真骨頂を発揮する」「真骨頂を見せる」などの言い回しが頻用されます。

  • フィギュアスケートの世界大会で、期待のH選手は四回転ジャンプを三回成功させ、真骨頂の演技で優勝を飾った。
  • 小説家Aの今回の推理小説は、犯人の予想がつかないとされる作風の真骨頂とも言える作品だ。読者は最後の頁で呆然とすることだろう。
  • 茶道家としてのあなたの真骨頂を発揮して、親日派B教授の来日を歓迎した茶会を開いて頂きたい。
  • その映画のラストで、観客席は感動の嵐となった。映画というものが、その真骨頂を見せた瞬間だった。
  • レストランCの真骨頂といえる新作メニューが評判をよび、予約の取れないレストランとなってしまった。

「真骨頂」の語源

「真骨頂」は、漢字から意味が推測しづらい言葉です。そもそも、「骨頂」は、「骨張」だったという説が有力です。「骨張」は、「骨を張る」の略語であり、これ以上張るものがない、すなわち、これ以上ないこの上ないという意味になります。

やがて、その意味から「張」に「頂」当て字され、「骨頂」になったと言います。「真」は、偽りのない、本当という意味であることから「骨頂」を強調し、「真骨頂」は、本来持つ最高の力という意味を持つに至ったようです。

「愚の骨頂」という言葉では、「骨頂」はネガティブに作用し、「これ以上ない愚かさ」という意味になります。

「真骨頂」の類語

「真面目(しんめんもく)」:「真面目」は、お馴染みの「まじめ」ですが、実はもうひとつの読み方と意味を持ちます。それが、「真面目(しんめんもく)」です。(しんめんぼく)と読む場合もあります。人や物事の本来の姿や様子、真価を意味します。

【文例】
技巧のマジシャンとも称されるピアニストDは、その真面目をいかんなく発揮し、聴衆を魅了した。

「本領発揮(ほんりょうはっき)」:「本領」とは、人が元々持っている優れた力、特性などを意味します。「発揮」は、持っている力を存分に働かせることです。したがって、「本領発揮」とは、持っている能力、資質などを存分に働かせることです。

【文例】
被災者の避難所で、歌手Eはその本領を発揮して、見事な歌によってみんなを励ました。


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