「おつあり」の意味
「おつあり」とは、「お疲れさまと言ってくれてありがとう」を略したネットスラングで、「乙あり」と表記することもあります。twitterや動画サイト内のチャットなどでよく使われています。
「おつ=お疲れさま」を、「あり=ありがとう」をそれぞれ意味します。詳しくは後述しますが、「おつあり」以外にも、さまざまな略語ネットスラングが上記サービス等で活用されています。
「おつあり」の使い方
「おつあり」は、誰かから「お疲れさまです」と言われた際の、返しの言葉として用います。苦労をねぎらってくれた相手に対する感謝の気持ちが込められている言葉です。
使用する場面は、おもにtwitterなどのSNSや、LINE、各種チャットなどです。仲の良い間柄では「おつあり!」「おつありー」のようにフランクに用いるのが一般的です。
一方で、そこまで親密な間柄ではない場合や、ある程度丁寧さを込めたい場合は「おつありです」「おつありでした」のように「~です」を後ろにつけるのも良いでしょう。
「おつあり」の使用例①
(生徒A)
学祭準備お疲れ!結構時間かかってたよね?
(生徒B)
おつありー!途中で材料が足りなくなって、買い出しに行ってたのよ。
「おつあり」の使用例②
(とあるファン)
昨日のライブお疲れさまでした!すごく楽しい時間を過ごせました!
(とある歌手)
おつありです。やはり久しぶりのライブだと気合い入っちゃいますね。
「おつあり」等の略語を使うメリット
入力が楽&文字数を減らせる
「おつあり」のような略語は、スマホやキーボードで入力する際の手間を省くことができます。とくに「おつあり」はひらがな4文字なので、長々とお礼を書く場合に比べると、かなりの時間と労力を削減することができます。
また「おつあり」のような略語は、文字数制限のあるサービスとの親和性が高いです。たとえばtwitterには投稿する際に「140文字」の入力制限があります。略語を使いこなせば少ない文字数で多くの情報を盛り込むことができ、利便性を高められるわけです。
リアルタイムでのやり取りに適している
「おつあり」のような略語は、スピーディーなやり取りが求められるチャットサービスとも相性が良いです。とくに生放送(ライブ配信)やオンラインゲームなどはリアルタイムでのコミュニケーションが基本です。
このため、のんびりコメントをしているとタイムラグが発生してしまい、上手くコミュニケーションがとれないことがあります。ネット上の相手と素早く意思疎通をするために、自然と略語が用いられるようになるのです。
「あり」関連の略語・ネットスラング
「ありがとう」の略語である「あり」を語尾に付けるネットスラングがいくつか存在します。下記はいずれも、相手が寄せてくれたねぎらいの言葉に対する「返し」として用います。
- おはあり ⇒ 「おはよう」と言ってくれてありがとう。
- おやあり ⇒ 「おやすみ」と言ってくれてありがとう。
- おめあり ⇒ 「おめでとう」と言ってくれてありがとう。
【使用例】
(人物A):「おはー!今日は冷えるねぇ。」
(人物B):「おはあり。こりゃ風邪引かないようにしなきゃねぇ。」
その他よく使われる略語ネットスラング
「いてら」・「~てら」
「いてら」は「いってらっしゃい」の略です。オンラインチャット等で外出や離席の報告があった際に「いてらー」「いってら!」のように使います。
なお「いてら」は他の略語と結びつけて使うことがあります。たとえば以下のようにです。ちなみに「ほかてら」の「ほか」は、お風呂で「ほかほか」温まるに由来しています。
- めしてら ⇒ めし(食事)行ってらっしゃい
- ほかてら ⇒ お風呂行ってらっしゃい
【使用例】
(人物C):「ごめん30分くらいお風呂入ってくるわ。」
(人物D):「ほかてらー。」
「りょ」「~りょ」
「りょ」とは「了解です」を略したネットスラングです。単体で使うこともあれば、「なるりょ(なるほど、了解です。の意)」のように、他の略語とくっつけて用いることもあります。
【使用例】
(人物C):「眠くなるから、今日の食事量は控えめにするといいよ。」
(人物D):「なるりょ。」