「烏滸がましい」とは?意味や使い方を例文を含めてご紹介

皆さんは「烏滸がましい(おこがましい)」という言葉をご存じでしょうか。「烏滸がましいですが…」と言いにくいことのクッションに使った経験もあるのではないかと思います。この記事では、類語も多い「烏滸がましい」という言葉にについてご紹介します。

目次

  1. 「烏滸がましい」とは
  2. 「烏滸がましい」の語源
  3. 「烏滸がましい」の類語
  4. 「烏滸がましい」の使い方
  5. 「烏滸がましい」のまとめ

「烏滸がましい」とは

漢字で書くと難しい「烏滸がましい」(おこがましい)という言葉ですが、皆さんも仕事の場などで使うこともあるのではないでしょうか。正しく理解すると、より相手に失礼のないやり取りができるのではないかと思います。この記事では、「烏滸がましい」の意味や使い方をご説明します。

「烏滸がましい」とは「出すぎていて生意気・身の程知らず」という意味を持っています。自分の言動に対しへりくだる時や、人の言動や性格を表す時もあります。使う状況によってニュアンスは変わりますが、「烏滸がましい」という言葉そのものはあまり良い意味ではありません。

「烏滸がましい」の語源

「烏滸がましい」とはなぜ「烏」と「滸」という漢字が使われているのでしょうか。「烏」は鳥のカラスのこと、「滸」は岸やほとりを意味します。その二つが合わさると「愚かなこと、ばかげていること、またその人」という意味の「烏滸」(おこ)になるのです。

「ばかげている」という意味ですが、これは中国から伝わったものです。滸(ほとり)に集まった人たちが騒いでいる様子を烏(からす)に喩えました。烏は鳴き声が大きいので、集まった様子を「やかましくばかばかしい」と感じたのではないでしょうか。

馴染みのない漢字を使った「烏滸がましい」という言葉ですが、このような語源があります。他にも「おこがましい」を表す漢字は、愚かなことを意味する「痴」というものもあります。「痴(おこ)がましい」です。「烏滸」も「痴」も、良い意味では使われないですね。

ちなみに「身の程知らず」という意味で使われるようになったのは、近世になってからのことです。

「烏滸がましい」の類語

「出すぎていて生意気、身の程知らず」という意味の「烏滸がましい」という言葉ですが、似たような意味の言葉が多く存在します。ここでは特によく使われる類語をご紹介します。

 

  • 「厚かましい」(図々しく遠慮がない)
  • 「差し出がましい」(出しゃばった態度、立場をわきまえず余計な言動をする)
  • 「僭越(せんえつ)」(自分の立場や権限を越えて出すぎる)

「厚かましい」は単に「図々しい」ことを表しますが、「差し出がましい」と「僭越」は「立場をわきまえる」という意味が含まれています。「差し出がましいですが」「僭越ですが」と文頭につけると、思慮深く相手に物を言う印象があります。目上の人に使う場合が多いでしょう。

「烏滸がましい」の使い方

具体的にはどのような場面で「烏滸がましい」という言葉を使うと良いのでしょうか。ここではよく使われるような例文をご紹介します。

 

  • 烏滸がましいとは思いますが、私も少しは売り上げに貢献しているのではないでしょうか。(身の程をわきまえて言いにくいことを伝えています)
 
  • 彼はなんて烏滸がましいやつなんだ。(このように相手を非難する場面で使うこともあります。身の程知らずで生意気なやつだ、ということです)
 
  • 烏滸がましいお願いだったにもかかわらず、快く引き受けてくださって本当にありがとうございます。(自分の立場をわきまえていると相手に伝わり、より丁寧な印象になります)

「烏滸がましい」のまとめ

ここまで「烏滸がましい」の意味や使い方についてご説明してきましたが、おわかりいただけたでしょうか。「烏滸がましい」には類語も多いので、意味を把握して使い分けると良いのではないかと思います。

「烏滸がましいようですが…」と一つクッションを置くと、自分の立場を認識していることが相手に伝わって、良い印象になるのではないでしょうか。仕事の場でもよく使われる言葉です。目上の人に失礼のないように、正しく「烏滸がましい」という言葉を使えたら良いですね。


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