「ハブる」とは?意味や使い方・語源をわかりやすく解説

最近、SNSや若者の会話で「ハブる」という言葉を耳にしたことはありませんか?「仲間外れにする」という意味を持つこの言葉、実は昔から使われている若者言葉の一つなんです。でも、その語源や正しい使い方について詳しく知らない人も多いのではないでしょうか?

ハブるとは?ハブるの意味

仲間外れにする、つまはじきにする、排除する

ハブるの説明

「ハブる」は主に若者を中心に使われる俗語で、「仲間外れにする」という意味を持ちます。カタカナで「ハブる」と表記されることが一般的です。この言葉は「ハブにする」を省略した形で、相手をグループから意図的に外す行為を指します。学校の教室だけでなく、最近ではSNS上でのいじめの手段としても使われることが増えています。類似の表現として「ハブく」「ハブられる」などもあり、状況に応じて使い分けられています。

言葉の響きは可愛らしいですが、その意味は深刻ないじめ行為を表しているんですね。使い方には注意が必要です。

ハブるの由来・語源

「ハブる」の語源には複数の説があります。最も有力なのは静岡県西部の方言「はぶせ(仲間外れ)」から来たという説です。他にも「省く」から転じた説、江戸時代の「村八分」が「ハチブ」→「ハブ」と変化した説などがあります。特に「村八分」説は、共同体から特定の家を除外する風習と現代の「ハブる」行為が類似していることから説得力があります。これらの説が混ざり合い、若者言葉として定着していったと考えられます。

一見可愛らしい響きとは裏腹に、深刻ないじめを表す言葉だからこそ、使い方には慎重になりたいですね。

ハブるの豆知識

「ハブる」は1990年代から若者の間で使われ始め、当初は「ハブにする」という表現が主流でした。面白いことに、この言葉は時代とともに意味が拡大し、現在では物理的な仲間外れだけでなく、SNS上の「既読無視」や「グループチャットから除外する」といったデジタルないじめにも使われるようになりました。また、動物の「ハブ」とは無関係ですが、毒蛇のイメージから「刺すような冷たい行為」という連想が働いている可能性もあります。

ハブるのエピソード・逸話

人気アイドルグループの元メンバーが暴露本で「デビュー前、練習中にミスをすると先輩メンバーにハブられることがよくあった」と語り、ファンに衝撃を与えました。また、ある著名なYouTuberは動画で「コラボ企画で自分だけハブられた経験」を告白し、視聴者から大きな反響を呼びました。芸能界では「仕事の話から意図的に外される」ことを指して「ハブられる」と表現することもあり、業界用語としても浸透しているようです。

ハブるの言葉の成り立ち

言語学的に見ると、「ハブる」は「ハブ」という名詞に「る」を付けて動詞化したもので、日本語の造語法の典型例です。このような語形変化は「ググる(Googleする)」「サボる(サボタージュする)」などと同様のパターンで、若者を中心に新しい言葉が生まれるメカニズムを示しています。また、「ハブられる」という受身形の使用頻度が高いのも特徴で、被害者側の視点からこの現象が語られることが多いことを反映しています。社会的排除を表す言葉として、時代の変化と言葉の進化を考える上で興味深い事例です。

ハブるの例文

  • 1 グループLINEでみんなの返信が既読なのに、自分のメッセージだけ既読スルーされてる…これって完全にハブられてる?
  • 2 昼休みにみんなでご飯行く話してたのに、気づいたら自分だけ誘われてなくてハブられた気分になった
  • 3 飲み会の写真がSNSにアップされてるのに、自分だけ写ってない…まさかハブられてる?
  • 4 仕事の打ち合わせの時間、みんな知ってるのに自分だけ連絡来なくて、もしかしてハブられてるのかなと不安になる
  • 5 友達同士のインスタのストーリーにタグ付けし合ってるの見て、自分だけ入ってなくてハブられてるみたいで寂しい

「ハブる」の正しい使い方と注意点

「ハブる」は強いネガティブな意味を持つ言葉なので、使用する際には十分な注意が必要です。冗談のつもりでも、相手を傷つけてしまう可能性があります。特に職場や学校などでは、いじめやパワハラと受け取られるリスクがあるため、使わない方が無難です。

  • 友達同士の軽い冗談として使うのは控えめに
  • SNS上での使用はトラブルの原因になりやすい
  • 職場では絶対に使わない
  • もし使うなら、相手との関係性をよく考慮して

「ハブる」の関連用語と類義語

用語意味違い
シカトする無視すること個人間の行為が中心
村八分共同体からの排除より深刻で組織的な排除
リムるSNSで削除・ブロックデジタル時代のハブる行為
仲間外れグループから除外より一般的な表現

これらの言葉はすべて「排除」を表しますが、程度や文脈によって使い分けが必要です。「ハブる」は特に若者言葉としてのカジュアルなニュアンスが強いのが特徴です。

デジタル時代の「ハブる」現象

SNSの普及により、「ハブる」行為はオンライン上でも頻繁に行われるようになりました。LINEグループからの削除、Instagramのストーリータグからの除外、Twitterのリストからの外しなど、デジタルならではの「ハブる」手法が増えています。

ネット上のハブりは目に見えない分、より陰湿で気づきにくい。気づいた時には完全に輪から外されていることも多い

— ネットいじめ問題専門カウンセラー

オンラインでの「ハブる」は、現実世界以上に迅速かつ大規模に行えるため、対策が難しい面もあります。デジタルリテラシー教育の一環として、こうした問題について考えることが重要です。

よくある質問(FAQ)

「ハブる」と「無視する」の違いは何ですか?

「無視する」が個人間の行為であるのに対し、「ハブる」はグループやコミュニティから特定の人物を意図的に除外する集団的な行為を指します。例えば、LINEグループから一人だけ外したり、飲み会に誘わないなど、複数人で行う排除行為が「ハブる」に該当します。

「ハブる」はどんな年代で使われていますか?

主に10代から30代の若年層を中心に使われていますが、SNSの普及により40代以上でも認知度が高まっています。元々は1990年代から使われていた言葉で、時代を超えて使い続けられている数少ない若者言葉の一つです。

「ハブる」は法律違反になりますか?

単なる仲間外れであれば法律違反にはなりませんが、職場でのいじめやパワハラとして行われる場合、または学校でのいじめが深刻化した場合は法的な問題になる可能性があります。特に職場では労働契約法違反となるケースもあります。

「ハブられる」と感じた時の対処法は?

まずは客観的事実を確認し、誤解ではないか確かめましょう。必要ならば信頼できる人に相談するか、直接本人に聞いてみることも重要です。SNSの場合は一度距離を置き、新しいコミュニティを見つけるのも有効な方法です。

「ハブる」に似た言葉は他にありますか?

「シカトする」(無視する)、「村八分」(共同体からの排除)、「仲間外れ」などが類似の意味を持つ言葉です。最近では「リムる」(SNSでリムーブする)もデジタル時代のハブる行為として使われるようになりました。