「ノンフィクション」の映画とは?
「ノンフィクション」の映画とは、「事実に基づいて作られた映画」のことです。正確な意味としては「フィクション」ではない映画のことです。
創作ではなく、歴史や誰かの生き様といった事実に基づく作品、あるいは自然の現象や社会・事件などの実況を写したドキュメンタリー映画などを「ノンフィクション映画」と呼びます。
使い方
- これは実話を元に作られたノンフィクションの映画で、今週の映画ランキング1位をマークした。
- このノンフィクション映画は、ある女優の人生を描いた内容だ。
- 個人的には、ノンフィクション映画は感動する作品が多いように思う。
「ノンフィクション」とは?
「フィクション」:意味
「フィクション」は英語の「fiction」をカタカナ読みした言葉です。「架空の小説」「物語」「作り話」という意味があり、古代ローマ帝国の共通語であるラテン語の「fictio(作られたもの)」を語源としています。
ドラマや漫画などの最後に「このドラマ(作品)はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。」などというテロップがでますが、これは「内容は事実ではない」という注意喚起です。
「ノンフィクション」:意味
「ノンフィクション」は英語の「non-fiction」をカタカナ読みしたものです。「non」はフランス語では「いいえ」を表す言葉ですが、英語では「否定」を表す接頭辞として用いられます。
「non」は直訳すると「…でない」という意味になるので、「non-fiction」は「フィクションではない」と訳すことができます。
「ノンフィクション」とは、架空の物語ではなく、実際の人や出来事に関する事実を扱った作品のことです。完全に実話に基づいている作品、実話を元に話が作られている作品、両方とも「ノンフィクション」です。
というより、そもそも厳密には「non-fiction」は「フィクションではない」という意味の言葉ですから、「フィクションではない」作品は全て「ノンフィクション」作品であると言えるでしょう。
ノンフィクション映画おすすめ作品
しあわせの隠れ場所
「しあわせの隠れ場所(原題:The Blind Side)」は、日本では2010年に公開されたアメリカ映画です。監督はジョン・リー・ハンコック、キャストはサンドラ・ブロック、クィントン・アーロン、TIM MCGRAW、キャシー・ベイツ、リリー・コリンズなどです。
この映画は、ある女性との出会いをきっかけに、ホームレスのような生活からアメリカン・フットボールのプロ選手になった少年を描く、感動的な人間ドラマです。実在するアメフト選手、マイケル・オアーの実話に基づいています。
ある日、巨漢の黒人少年マイケル・オアー(クィントン・アーロン)は、裕福な白人女性リー・アン(サンドラ・ブロック)と出会い、家族に迎え入れられることになった。
アメリカン・フットボールを始めたオアーは、アンによってたちまちその才能を開花させ、ついにミシシッピ大学をはじめとする多数の有名校からスカウティングを受けるまでになる。
しかし順風満帆と思われた矢先、周囲からアンに関する心無い噂が聞こえ始め…。
ビリギャル
「映画 ビリギャル」は『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』という実話を元にした、ノンフィクション書籍を映画化したノンフィクション映画です。
有村架純が偏差値30の金髪ギャル・さやかを好演。絶対に無理と思えるようなことも、また頑張ろうと思わせてくれる爽やかな青春感動ストーリーです。
高校時代、素行も悪く、学校の先生にもクズ呼ばわりされ、小学4年生ほどの学力しかなかった主人公サヤカは、塾講師の坪田先生との出会いがきっかけで、慶應義塾大学合格という大きな目標を立てることになる。
母や友人たちの応援もあり、何かのスイッチが入ったように猛勉強をはじめるサヤカ。
しかし半年間の地獄のような受験勉強の甲斐なく、E判定しかとれないことに落ち込み、つい「慶應でなくてもいい」と口走ってしまう。そんなサヤカに、坪田先生は…。