「もちろん」とは?意味や使い方を類語を含めてご紹介

「もちろん」という言葉は日常でもよく使いますよね。では、この言葉の辞書的な意味はご存知でしょうか?類語にはどんなものがありますか?いざそう聞かれてみると自然に覚えて使用しているだけに答えにくいですよね。この記事では「もちろん」の意味や類語をご紹介します。

目次

  1. 「もちろん」の意味とは
  2. 「もちろん」の使い方
  3. 「もちろん」の類語
  4. 「もちろん」を英語で表すと

「もちろん」の意味とは

「もちろん」の意味は「論ずる必要がないほどはっきりしているさま。言うまでもなく。無論」です。漢字で書くと、「勿論」となります。

漢字表記を訓読みに読み下して分解すると「論ずる事勿れ(なかれ)=勿れ+論ずる」に分けることができます。

「勿れ」は禁止の命令を表す言葉なので「議論をする必要がない」という意味になります。つまり、当然のことであるから改めて話す必要もないという意味です。

「もちろん」の表記ゆれ

漢字表記である「勿論」はあまり使用されず、「もちろん」は基本的には平仮名で書かれます。

これは「勿」という漢字が常用漢字ではないことや、副詞は平仮名で使用されることが多いことが原因であると考えられます。

「もちろん」の使い方

「もちろん」は文中や文頭に、「当然」というニュアンスを持たせる強調表現として用いるほか、単独で用いて相手の質問に対する強めの肯定を表すこともあります。

【例文】

  • 今回のテストの点数が悪かった原因はもちろんわかっている。
  • 彼はアメリカで、チャイナタウンの近くに10年以上住んでいたので英語はもちろん中国語も話す事ができる。
  • 「今お願いした書類作成なんだけど、1週間以内には完成させる事ができるよね?」「もちろんです!」
  • もちろんですが、今回の取引はこちらが主導で進めさせていただきます。

「もちろん」の類語

「もちろん」の類語は多くありますが、代表的なものをいくつかご紹介します。


【例文】
  • 当然ですが、遅刻は厳禁です。
  • 私は免許を持っていないので、車は無論のこと、バイクも運転ができません。
  • 彼は見た目は外国人だが、日本にずっと住んでいるので当たり前のように日本語を話す事ができる。
  • 今回の喧嘩の原因だが、言うまでもなく彼が言っていることが正しい。
  • 言わずもがな、テスト勉強をしていなかった彼は今回のテストの点数が悪かった。

「もちろん」を英語で表すと

「もちろん」の英語での表現をご紹介します。日本語でも類語がいくつかあるように、英語でも「もちろん」の表現がいくつかあります。頻繁に使われる表現をご紹介します。

  • Of course…「当然だよ。当たり前だよ」といったニュアンスで、賛同や許可の意味を含むフレーズ。
  • Sure…何かを頼まれた時の許可や誘われた時の同意として使用する。快く「もちろん」と伝えるニュアンス。
  • Certainly…sureのかしこまった表現。「もちろん・かしこまりました」のようなニュアンス。
  • No problem…お願いをされた時に使用する。「問題ないよ!おやすいご用!」といったカジュアルな表現。
  • Definitely…「確かに・明確に」という意味。誰かのお願いや約束に対して「もちろん!絶対約束は守るよ!」というニュアンスで使う。「Definitely yes.」とも表現される。
  • You bet!…「bet」は賭けるという意味。つまり賭けてもいいくらい当然だよ!というニュアンス。かなりフランクな表現なので、友達同士の会話の時に使用される事が多い。

これらはネイティブの方もよく使用する表現なので、実際に使ってみると、こなれた感じがして良いでしょう。


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