「アッパー系コミュ障」の意味
「アッパー系コミュ障」とは、自分の意見ばかりを主張して、他人の意見を受け入れない傾向のある人のことを言います。
ちなみに、「コミュ障」とは「コミュニケーション障害」の略称です。インターネットユーザーの間では、頻繁にこの略称が用いられています。
コミュ障のタイプ
「コミュ障」は大きく分けて2つのタイプに分かれます。ひとつは上述した「アッパー系コミュ障」。もう一つが他人との会話や自己主張が苦手な「ダウナー系コミュ障」で、こちらは一般的な「コミュ障」のイメージに近いと言えます。
「アッパー系コミュ障」の人は一般的な「コミュ障」のイメージとは異なり、他人との会話や自己主張に関しては問題なく実施できます。このため「コミュ障」という印象が持たれにくく、交友関係が広いケースも多いです。
「アッパー系コミュ障」の特徴
「アッパー系コミュ障」の具体的な特徴を挙げます。ただしあくまで一般的な傾向ですので、全ての「アッパー系コミュ障」の人に当てはまる訳ではありません。
- 他人に対して無関心・無頓着
- 自分に自信を持っている
- 空気を読まずに自己主張を続ける
- 他人の指摘を受け入れない
- 自分に優しく他人に厳しい
- 基本的に自分本位
「アッパー系コミュ障」の使い方
「アッパー系コミュ障」という言葉は、インターネット掲示板やtwitterなどのSNSで使われることが多いです。日常会話で使われるシーンは少ないでしょう。
「アッパー系コミュ障」の人は自分が否定されることを特に嫌う傾向がありますので、よっぽどの信頼関係が無い限り、本人の前で「アッパー系コミュ障」という言葉を使うのは避けたほうがよいでしょう。
(A)
職場にアッパー系コミュ障っぽい人が居て…すっごく疲れるわ。
「アッパー系コミュ障」の語源
アッパー系
「アッパー」という言葉は英語の「upper」に由来しています。「upper」は「上のほうの」「高い方の」といった意味を持ちますが、俗語で「興奮剤」という意味でも使われています。
日本においても、興奮をもたらす薬物のことを「アッパー系」と呼んだり、気分が高揚する状態を表す言葉として「アッパー」が用いられたりしています。
コミュ障
「コミュ障」とは「コミュニケーション障害」の略です。「コミュニケーション障害」という言葉には、インターネットスラング・俗称として用いられている場合と、医学的な診断名として用いられている場合の2パターンが存在します。
インターネット上で「コミュ障」と書かれている場合は「他人とのコミュニケーションが苦手」といったような性格的な問題の意味で使われることが多いです。
また医学的な診断名として使われる「コミュニケーション障害」には、視覚障害や聴覚障害などといった、身体的障害に起因する意味も含まれています。
「アッパー系コミュ障」の対義語「ダウナー系コミュ障」
「アッパー系コミュ障」の対義語にあたるのが「ダウナー系コミュ障」です。インターネット上で「コミュ障」という表現が使われている場合は、「ダウナー系コミュ障」のことを指している場合がほとんどです。
ちなみに「ダウナー」とは、気分を落ち込ませたり、落ち着かせたりする物事のことを言います。薬物の世界においても、気分を落ち着かせるタイプのものは「ダウナー系」と呼ばれています。