「ランド」とは?
日常会話の中で使われる「ランド」は「東京ディズニーランド」のことを意味していることが多いです。ディズニーランドは、ウォルト・ディズニーが創設した大規模なテーマパークです。言い換えれば、ディズニーさんの作ったランドということになります。
では本来の「ランド」とはどういう意味を持った言葉なのでしょうか。「ランド」は様々なシーンで使われています。多様な「ランド」の意味を一つひとつ紹介していきます。
「ランド」:意味
「ランド」は英語からくるカタカナ語です。英語のランドには「land」と「rand」という二つの単語があります。ちなみにディズニーランドのランドは「land」です。
land
英語の「land」には「土地」「陸」「農地」「国」「所有地」などの意味があります。地面を意味する「ground」と比べると、地面や陸そのものも広い意味で「場所」を表す言葉です。
土地の種類を表す時は、landの前に形容詞がかかり、「arable land(耕地)」「barren land(不毛地)」「private land(私有地)」などという形で使われます。
場所としてのイメージでは「homeland(自国、祖国、母国)」「The land of dream(理想郷)」のように使われます。東京ディズニーランドなどの遊園地の名前で使われる「ランド」はこの意味に近いです。
rand
「rand」とは南アフリカ共和国の通過単位です。日本で実物を目にする機会はあまりないかもしれませんが、FXなどの為替における取引通貨のひとつとなっています。
また、「rand」は乱数(rundom number)の略語でもあります。引き続く呼び出しが擬似乱数列を返すような関数に付けられる名前で、ランド、ランダムと呼ばれています。
このように「rand」は日常生活で用いられる場面は少なく、日本でのカタカナ語の「ランド」は「land」を意味することがほとんどです。
「ランドとシー」
「ランドとシー」とは「東京ディズニーランドと東京ディズニーシー」のことです。一般的な日常会話のなかでは「ランド」は「東京ディズニーランド」のことを指すことが多くみられます。
たとえば、「ランドとシー」は「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」の対比として使われる場面があります。「ランドとシーどっち派?」「ランドとシーどっちに行く?」などという会話は、一度は交わしたことがあるのではないでしょうか。
ちなみに、東京ディズニーランドは千葉県浦安市舞浜にあるディズニーリゾートにあるテーマパークです。1983年4月にオープンし、ミッキーマウスが代表的マスコットの「夢の国」として有名な遊園地です。
一方、東京ディズニーシーは2001年9月に開園し、日本における二大テーマパークとなっています。
「ランド」が付く言葉
ランドマーク
「ランドマーク」とは、ある特定の地域の景観を特徴づける目印になる山や高層建築物などの、シンボルのことです。日本の例を挙げると、東京タワーや東京スカイツリー、富士山などが有名です。
横浜には「ランドマークタワー」という名前の建物があります。オフィス、ホテル、ショッピングモールを中心に、展望フロアや多目的ホール、広場など、さまざまな施設を併設しており、その名のとおり横浜の「ランドマーク」、シンボルとなっています。
ランドライン
ランドライン(land line)とは固定電話のことです。名前の由来は、電話線が陸を走るというイメージからきています。
携帯電話が普及したことから、一般的な電話線を引き込むタイプの電話を区別するため、一定の場所に設置されるものを固定電話と呼ぶようになりました。携帯電話のモバイル(mobile)という言葉と対比して使われています。
「ランド」が付く遊園地一例
- よみうりランド
- 北海道グリーンランド
- 那須ハイランドパーク
- 東京ディズニーランド
- サンリオピューロランド
- 富士急ハイランド
- レゴランド・ジャパン
- ハイブリット・レジャーランド東武動物公園