「サムズアップ」とは?意味や使い方をご紹介

「サムズアップ(thumbs up)」はfacebookの「いいね!」ボタンのデザインなどでも目にする機会が多いでしょう。英語においては絵文字やジェスチャーだけでなく、会話や文章でも使われる言葉です。今回は「サムズアップ」の意味や使い方について解説します。

目次

  1. 「サムズアップ」の意味
  2. 「サムズアップ」の使い方
  3. 「サムズアップ」が複数形な理由
  4. 親指を使ったハンドサイン
  5. 「サムズアップ」まとめ

「サムズアップ」の意味

「サムズアップ(thumbs up/thumbs-up)」は、こぶしを握り、親指を立てて上に向けるハンドサイン(フィンガーサイン)です。

facebookの「いいね!」ボタンに用いられていることでもおなじみですが、日本や欧米では「いいね」という賛成・同意・満足などをしています。

ただし、中東や西アフリカ、ブラジルを除く南アメリカでは侮蔑の意味なので、使う場所には注意が必要です。

「サムズアップ」の使い方

日本において、「サムズアップ」という言葉自体は、会話や文章の中ではあまり用いられません。多く、サムズアップのハンドサインや絵文字として使われています。

一方英語では、以下にご紹介する通り、会話の中でも「thumbs up」という言葉が用いられます。

「サムズアップ」の絵文字の使い方

サムズアップの絵文字は、「いいね」という意味ではもちろん、「イェーイ!」のようにテンションが上がっている、やる気に満ちていることを表したり、「大丈夫だよ」「心配するな」のような相手に配慮するときにも用いられます。

【例文】※ハンドサインの絵文字の部分は[絵文字]と表記

  • ラーメンにのってるチャーシュー、うまっ[絵文字]
  • イベントは目一杯楽しめた[絵文字]
  • そこにいて。すぐ、迎えに行くよ[絵文字]

「サムズアップ」の会話例:「最高」の意

(A)

How was the movie?
(映画どうだった?)

(B)

I give it a thumbs up!
(最高だったよ)

「サムズアップ」の会話例:「最高」の意(疑問形)

(C)

I have seen the Monet exhibition yesterday.
(昨日、モネ展を見てきたよ。)

(D)

Is it thumbs up?
(それ、よかった?)

「サムズアップ」の会話例:「おめでとう」「お疲れ様」の意

(E)

Our project has been approved.
(私たちのプロジェクトが承認されたんだ。)

(F)

Thumbs-up!
(おめでとう/お疲れ様)

「サムズアップ」が複数形な理由

「サム(thumb)」は英語で親指のことですが、親指一本立てることをなぜ、「サムズアップ(thumbs up)」と複数形で表すのでしょうか?はっきりしたことは不明ですが、その語源に理由があると言われています。

「thumbs up」の語源

「thumbs up」の語源は、古代ローマの剣闘士(gladiator)の試合において、負けた剣闘士を許すか殺すかの処遇を、観衆が多数決で決めていたことにあります。

観衆は、賛成の場合は親指を上に向け、反対の場合は親指を下に向けるハンドサインで意思表示していました。つまり、親指を上に向けるか下に向けるかは、多数決のためのハンドサインだったのです。

「サムズアップ」が複数形な理由

多数決で勝るには何本もの親指が必要ですね。そこで、賛成「サムズアップ(thumbs up)」も反対「サムズダウン(thumbs down)」も、親指(thumb)の複数形が用いられているそうです。

親指を使ったハンドサイン

「トゥー・サムズアップ」

「トゥー・サムズアップ(two thumbs up)」とは、両手でサムズアップすることです。「いいね」の気持ちが強調されるので、大賛成・大満足・最高という意味を表します。

上でご説明した理由から、「サムズアップ(thumbs up)」は複数形でも親指一本を立てることですから、両手を使って親指を二本立てることは「トゥー・サムズアップ(two thumbs up)」となるのです。

「サムズダウン」

「サムズダウン(thumbs down/thumbs-down)」は、こぶしを握り、親指を立てて下に向けるハンドサインです。

日本では「ダメだね」という意味、あるいはブーイングを表しますが、欧米では「引っ込め」「やめちまえ」のようにもっと強い否定の意味がありますので、使う際には注意が必要です

「サムズアップ」まとめ

サムズアップをはじめとしたハンドサインは、手軽に気持ちを伝えたり、言葉をさらに強調したりするのにとても便利なものです。

しかし、国や地域によって意味が違い、中には侮辱と受け取られて危険な目に合うこともありますので、ご使用には注意してください。

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