「マイルド」とは?意味や使い方をご紹介

「マイルド」とは、古英語の「milde」が語源になっており、「温和な」「優しい」「親切な」など性格を表す意味と「優しい」「穏やか」「まろやか」「やわらか」「暖かな」「軽やかな」「ゆるい」など性格以外の意味ももちます。「マイルド」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「マイルド」とは?
  2. 「マイルド」の意味
  3. 「マイルド」を使った言葉

「マイルド」とは?

「マイルド」とは「(味や香りが)穏やか、まろやかである」という意味をもちます。味や香りを表現するのに「マイルドな味だね」「こっちの香りの方がマイルドだね」などと使われます。

また、その意味から商品名にもよく使われます。レギュラー商品に対しての比較として用いられることもあります。(例:シーチキン・マイルド)

色々な言葉と組み合わされて使われることも多く、「マイルド」をつけることで、「穏やかさ」という意味を付加することができます。(例:マイルドライナー/ゼブラから発売されている淡い色の蛍光ペン)

「マイルド」の意味

ワイン:マイルド

ワインの味を表現するのに「マイルド」はよく使われる言葉で、「まろやかである」という意味です。

ワインの味わいは「甘み」「酸味」「渋み」「アルコール」の4つの要素で表されますが、「マイルド」という言葉はどの要素に対しても使うことができ、非常に利便性の高い表現です。

【使い方】

  • マイルドで程よい酸味とソフトな渋みをもつこちらのワインがおすすめです。
  • 飲み口がマイルドなので、初めての方にも飲みやすい。

刺激:マイルド

辛さや酸味が「マイルド」であるというのは、「まろやかである。」という意味よりは「刺激が少ない。」と捉えた方がわかりやすいです。辛いは辛いけれど、少し優しい辛さであるという意味として使われます。

【使い方】

  • 両方とも辛いのですが、こちらの方がややマイルドです。
  • 最近健康のために酢を飲んでます。この酢は酸味がマイルドなので、とても飲みやすいですよ。

タバコ:マイルド

タバコの商品名には、「マイルド」や「ライト」などの特徴を表したワードがよく使われています。これらは、商品の味・香り等の特徴を表したもので、タバコの強さには関係がありません。

「マイルド」とは「口当たりがまろやかである」といった風味を表したもので、ニコチンとタールの含量が少ないという意味ではありません。

【使い方】

  • 禁煙に向けて、まずはマイルドに変えてみた。
  • タール量の割には、マイルドで好みの味だ。

「マイルド」を使った言葉

マイルドコーヒー

「マイルドコーヒー」とは「品質が最上級なコーヒー」のことをさします。主に、コロンビア、タンザニア、ケニアの良質な豆で作られた水洗式で生成された豆を使ったコーヒーをさすことが多いようです。

味の表現やメニュー名などで「マイルドコーヒー」=「まろやかで飲みやすいコーヒー」を意味することもあります。

【使い方】

  • やっぱりコーヒーといえば、あの喫茶店のマイルドコーヒーに限る。
  • 美味しいコロンビアマイルドコーヒーが手に入ったので、一緒に飲みませんか。

マイルドインフレ

「マイルドインフレ」とは「マイルドインフレーション」の略で、別名を「クリーピングインフレーション」といいます。ゆっくりと穏やかに進行する物価上昇のことです。インフレとは供給より需要が増すことで、物価が上昇する現象のことです。

【使い方】

  • マイルドインフレは経済にとってはプラスになると言われている。
  • アベノミクスはマイルドインフレを目指している。

マイルドヤンキー

「マイルドヤンキー」とは一般的なヤンキーの違って、攻撃力や違法性がないヤンキー風な人たちのことをさします。

基本的には善人で、犯罪に関わるようなことはしないと言われています。マーケティングアナリストの原田曜平さんが提唱した言葉です。

【使い方】

  • マイルドヤンキーと呼ばれる人たちは結婚が早いというデータがある。
  • 地元を愛するマイルドヤンキー達は、週末になると地元のショッピングセンターに集まる。

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