「すこすこ」の意味
「すこ」とは「好き」という意味です。「すこすこ」はこれを2回繰り返した表現で、「好き」という意味合いをより強めたニュアンスとなります。
おもにインターネット掲示板や動画サイト、SNSなどで使われるネットスラングのひとつです。自分が良いと思った動画やコメントなどに対して「すこすこ」と書き込むシーンが多いです。オフィシャルな場やビジネスシーンで使う機会はほぼ無いといって良いでしょう。
「すこすこ」の使い方
「すこすこ」はインターネットやSNSを利用する若者がよく使う言葉ですので、年配の方やネット文化に詳しくない方には通じない可能性があります。使用する際は、意味が通じる相手かどうかをよく見極めましょう。
また「すこすこ」は2回繰り返しの表現ということもあり、人によっては少し「くどい」印象を持たれる可能性があります。
なので、日常的に使う場合は「すこ(1回)」に留めて、よっぽどのことがあった場合のみ「すこすこ」を使って強調すると良いでしょう。
(A)
このアニメほんますこすこ!絶対見てみて!!
(B)
この猫、超可愛くてすこすこのすこなんだ
「すこすこ」の由来
「すこすこ」はキーボードの入力ミスによって生まれた言葉です。あるユーザーが「好き(suki)」と入力しようとしたところ、間違えて「すこ(suko)」と入力してしまいました。キーボード上で「i」と「o」は隣同士ですので、ありがちな入力ミスと言えます。
「すこすこ」の流行
この可愛らしい入力ミスは他のユーザーに弄られただけでなく、真似する人まで登場し、その数は増えていきました。そしてあっという間にネット上で広まり、今では有名なネットスラングとなって多くの人に使われるようになりました。
とくに有名動画投稿者の「とうふ」さんに宛てたコメント「とうふさん、すこだw」は有名で、あらゆる場所でコピペが貼られたり改変されたりして使われています。
「すこ」という言葉の響きが持つ、どことない可愛らしさや使いやすさがネットユーザーにウケたのかもしれません。
なお、「すこ」のような入力ミスに由来するネットスラングは数多く存在します。例えば「おk(OK)」「ようつべ(youtube)」「みかか(NTT)」などです。思わぬところで流行語が生まれるのが、インターネット文化の面白いところですよね。
「すこ民」「すこすこ砲」とは?
「すこすこ」に関連する言葉のなかに「すこ民」というネットスラングが存在します。この「すこ民」には2つの意味があります。
ひとつは「すこという言葉を好んで使う人たち」のことです。なんとなくイメージがつきそうですよね。
「すこ民」の意外な意味
そしてもうひとつの意味は「youtube動画の低評価ボタンを押しまくる荒らし」です。こちらは何だか物騒ですね。
動画投稿者の「とうふ」さんをはじめ、これまで数名のyoutuberが「すこ民」の被害に遭いました。また「すこ民」が低評価ボタンを押す際に使用したツールは「すこすこ砲」と呼ばれています。
現在では「すこ民」の活動が落ち着いたこともあり、「すこ民」は最初の意味で使われることが多くなっていますが、念のため「荒らし集団」という意味で使われていた過去があることを頭の片隅に残しておくと無難です。
「すこすこ」と似た意味のネットスラング
「すこ」や「すこすこ」から派生したネットスラングは数多く存在します。とくに以下のネットスラングは動画サイトやSNSなどでよく見られます。
- これすこ(これ好き)
- ほんますこ(本当に好き)
- すこなんだ(好きなんだ)
- すこれ(好きになれ)