「見つめる」の類語は?意味や使い方をご紹介

「見つめる」とは「見詰める」と書きます。「見つめる」には「じっと見つづける。凝視する。物に見入る。」という意味があります。「見る」という行動にはいくつかの類語が言葉が存在します。今回は「見つめる」の意味や使い方、類語をご紹介します。

目次

  1. 「見つめる」とは?
  2. 「見つめる」の意味
  3. 「見つめる」の類語
  4. 「見つめる」という行為

「見つめる」とは?

「見つめる」という言葉にどんなイメージをもつでしょうか?女性が想いを寄せる男性をじっと「見つめる」、顔色が悪い気がして母親の顔を「見つめる」、蟻の行列を「見つめる」など、「見つめる」は色々なシーンで使われてます。

「見る」という言葉よりは、少し継続的なニュアンスをもち、範囲を絞った見方をしていることを「見つめる」と言います。

「見つめる」の意味

  • じっと見つづける。
  • 凝視する。
  • 物に見入る。
  • (思考や意識に)集中する。

対象から目を離さずに、じっと見ることを「見つめる」といいます。また、目に見えない思考などに、意識を向けることにも「見つめる」という意味があります。

使い方

  • 彼が私をじっと見つめるので、恥ずかしくなってしまった。
  • 医師は病気を特定するために、レントゲン写真を見つめる。
  • 赤ちゃんは自分の手をずっと見つめている。
  • 夢を追うのはもうやめて。いい加減、現実を見つめなさい。

「見つめる」の類語

「見る」

「見る」は視覚として捉えることを広く意味する言葉で、多くの視覚による認識を含め、「見つめる」も「見る」として表すことができます。

「見つめる」と比べると単発的なニュアンスが強く、長く見ている場合には「見つめる」や「見守る」などが使われることが多いようです。

【使用例】

  • 景色を見る。
  • 前方を見る。

「眺める」

「眺める」はなんとなくぼんやりと見ている様子を表します。「見つめる」のように一点に集中して見るというよりは、広い範囲を一歩引いて見ているようなニュアンスです。

「海を眺める」は砂浜などに座って、ぼうっと海を見ている印象ですが、「海を見つめる」は例えば夕日が沈むのを見ているなど、しっかりと目的をもって見ている印象を与えます。

【使用例】

  • 空を眺める。
  • 富士山を遠くから眺める。

「見守る」

目をほかに向けないで、その物をじっと見続けるという意味合いでは、「見守る」は「見つめる」と共通しています。

ただし、「見つめる」の方が一般的で用法も広いです。「見守る」には、対象に関心を寄せて、その動きや変化をじっと見続ける意味と、対象が間違いがないように注意しながら見ている意味があります。

【使用例】

  • 子供たちの成長を温かく見守る。
  • 転ばないように見守る。

「見据える」

目をほかに向けないで、その物をじっと見続けるという点では、「見据える」は「見つめる」と同等の意味を持ちます。

「見据える」には、対象を鋭く見るという意味があります。状況や物事の本質をとらえようとしてよく見るという意味でもよく使われ、ビジネスなどでも多用されている言葉です。

【使用例】

  • 彼は標的をしっかりと見据えた。
  • 私の会社は、市場の拡大を見据えた新事業を立ち上げた。

「見つめる」という行為

「目は口ほどに物を言う」という言葉があるように、目はとても正直です。つい好きな人を目で追ってしまうといった経験は誰もがあるのではないでしょうか。

「人が人を見つめる」というだけの行為でも、それに伴う感情は様々です。「恋人を見つめる」「ライバルを見つめる」「親の仇を見つめる」

このように「見つめる」という言葉には、恋心や関心、憎悪といった、何かしらの感情が根付いています。文脈により、言葉自体のニュアンスも描かれる視線や目つきの様子もまったく異なってくるのが、「見つめる」という言葉の面白いところです。


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