「デブ」とは?意味や語源・使い方をご紹介

「デブ」は太った人を表す言葉であり、大人から子供まで知っているごく一般的な俗称です。基本的には蔑称と認知されているこの言葉ですが、一体語源は何なのでしょうか。本記事では「デブ」の意味や使い方を、語源を含めてご紹介します。

目次

  1. 「デブ」の意味
  2. 「デブ」の語源
  3. 「デブ」の使用例
  4. 「肥満」の基準は?
  5. 「デブ」を表現する言葉・派生語

「デブ」の意味

「デブ」という言葉の意味はご存じの通り、「太っていること・太った人」です。肥満体型の人で、体重が平均より大幅に重い人を指します。

基本的は侮蔑の意味合いがを強いため、近年では肥満の程度などに合わせて「ぽっちゃり」と言い換えることもあります。ただし「ぽっちゃり」と表現される場合の、体重や体脂肪率などの明確な基準は存在しません。

「デブ」の語源

「デブ」はごく一般的な俗称ではありますが、いざ何が語源かといわれると知らない方も多いでしょう。

「デブ」が使われ始めたのは明治時代以降のようですが、その語源には諸説あります。以下はその代表的なものです。

  1. 江戸時代に締りがなく肥満した様子を「でっぷり」や「でぶでぶ」と表現していたことから、これらの表現が短縮されて「デブ」となった説。
  2. 二重顎のことを英語で「double chin(ダブルチン)」と発音し、その発音が「デブチン」になり、最終的に「デブ」に短縮されたという説。

「デブ」の使用例

  • 歳をとってだんだんとデブになってしまった。
  • 僕はデブじゃなくてぽっちゃり系だ。
  • おい!デブ!

「肥満」の基準は?

肥満の基準はBMI指数(体格指数)で計算ができます。BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求められます。性別にかかわらず基準値は同じです。

肥満の基準はこの「BMI指数25以上」と内臓脂肪蓄積の指標となる「ウエスト周囲長男性85㎝以上、女性95㎝以上」の2つを合わせます。以下がBMI指数値基準です。

  • 普通体重…18.5以上25未満
  • 肥満レベル1…25以上30未満
  • 肥満レベル2…30以上35未満
  • 肥満レベル3…35以上40未満

以上のように、肥満レベル1以上が一般的には肥満と表されます。特に肥満レベル3以上の方は「高度肥満」と呼ばれています。

もちろん「デブ」という表現は基準があるわけではないので、肥満基準以上の方を必ずしも指す言葉ではありません。

「デブ」を表現する言葉・派生語

「デブ」は「ぽっちゃり」といったマイナスのイメージを柔らかくした派生語もあります。ここでは「デブ」を言い換えた言葉やデブから派生する言葉を紹介します。

ピザ

「ピザ」はデブと同じく太っている人を表すネットスラングであり蔑称です。語源はある洋画字幕の「ピザでも食ってろデブ」というセリフだといわれています。

【例文】

  • 「唐揚げがあれば生きていける。」「ピザ乙」
  • ピザは黙って家でカレーでも飲んでろ。

デブ専

「デブ専」とは「デブ専門」の略語で、肥満嗜好を意味します。簡単に言えば「デブの人が好き」ということです。

また「ぽっちゃり好き」という表現もありますが、先述の通り「ぽっちゃり」と「デブ」の身体的基準が明確ではないため、「ぽっちゃり好き」と「デブ専」にも明確な違いは存在しません。


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