「1DK」とは
「1DK」の意味
「1DK」は家の間取りの種類の一つで、「居室1部屋+ダイニングキッチン」で構成される間取りを表しています。DKの前に付いた数字は部屋数なので、「2DK」は「居室2部屋+ダイニングキッチン」のことです。
「1DK」は賃貸のアパートやマンションに多く、単身者、あるいは、荷物の少ない同棲カップル、新婚夫婦向きの物件です。
「1DK」の使い方
- 社会人になってお金に余裕が出てきたので1DKの部屋に引っ越した。
- この辺りの1DKの相場は幾らくらい?
- 物が増えてきたので1DKでは手狭になってきた。
「ダイニングキッチン」とは
「ダイニングキッチン」とは
「ダイニングキッチン(dining kitchen)」とは、台所(kitchen)と食堂(dining room)を併存させた部屋を表す和製英語です。
キッチンのある部屋は4畳半〜8畳程度の広さで、ダイニングテーブルを置けるスペースがあります。なお、不動産業界では「1畳=1.62㎡」と定められています。
「1DK」はダイニングキッチンと居室が別々になっているので、食事のスペースと睡眠のスペースを分けられるのが特徴です。
「LDK」とは
「LDK」は「リビング・ダイニング・キッチン(living dining kitchen)」を表す和製英語です。「LDK」は台所・食堂・居間(living)を併存させた部屋を指します。「1LDK」は「居室1部屋+リビングダイニングキッチン」という意味です。
「DK」と「LDK」
実際のところ、「DK」と「LDK」は広さで区別されています。平成23年に公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会より発表された「DKとLDKに関しての基準」によると、部屋数によって次のように定められています。
居室数 | DK | LDK |
---|---|---|
1部屋 | 4.5畳以上、8畳未満 | 8畳以上 |
2部屋 | 6畳以上、10畳未満 | 10畳以上 |
「1DK」の英語表現
ダイニングキッチンの英語表現
和製英語の「ダイニングキッチン」を英語で表現するとどうなるでしょう。「ダイニングキッチン」のことは、アメリカでは「eat-in kitchen」、イギリスでは「breakfast-kitchen」といいます。
「1DK」の英語表現
英語の間取りの表現に「1DK」はありません。「DK」が和製英語である以前に、海外ではほとんどの家にリビングとダイニング、キッチンがついているからです。英語では、「3LDK」ならば「3 bedroom apartment」のように部屋数だけで間取りを表します。
リビングルームのない「1DK」のことは、アメリカでは「studio apartment」、イギリスでは「studio flat」と表現します。
「1DK」と「1R」と「1K」
「1R」とは
「1R」は「居室1部屋のみ」の間取りで、「R」は「room」のことです。キッチンが無いというわけではなく、居室とキッチンの間に仕切りが無いタイプを指します。
「1K」とは
「1K」は「居室1部屋+キッチン」の間取りで、「K」は「キッチン(kitchen)」のことです。居室とキッチンの間に仕切りがあり、専有面積が2つに分かれているタイプを指します。
「1DK」・「1K」・「1R」それぞれの違い
「1R」と「1K」との違いは、居室とキッチンの間に仕切りがあるかどうかで、部屋の広さによる違いはありません。ですので、1Kよりも1Rの方が専有面積が広いケースもあります。
一方、「1DK」は、キッチンがある部屋が食堂を兼ねる分だけ「1K」よりも広く、食堂と居室を分けられるという違いがあります。