「こっぱずかしい」とは?意味や使い方をご紹介

「こっぱずかしい」という言葉を使ったことはありますか?「恥ずかしい」の意味がありますが、単なる「恥ずかしい」とはどのような違いがあるのでしょうか。この記事では、「こっぱずかしい」の意味やどんな時に使うのかをご説明します。

目次

  1. 「こっぱずかしい」の意味
  2. 「こっぱずかしい」の使い方
  3. 方言で「こっぱずかしい」が使われる地域

「こっぱずかしい」の意味

「こっぱずかしい」とは

「こっぱずかしい」は漢字表記にすると「小っ恥ずかしい」と書きます。これは、「小恥ずかしい」の音が変化した言葉です。この音の変化は、「やはり」が転じて「やっぱり」として使われていることと同じです。

「こっぱずかしい」と「恥ずかしい」の違い

「小っ恥ずかしい」は、「恥ずかしい」に「小」という接頭語が付いた言葉で、「小」は「ちょっと」や「わずかばかり」「少し」の意味です。したがって、「こっぱずかしい」は、「ちょっと恥ずかしい」「なんとなく恥ずかしい」「ちょっときまりが悪い」という意味があります。

しかし、「小汚い」「小バカ(にする)」のように、世代や地域によっては、「小」という字が付いた方が程度が大きいことを表すこともあります。

ですので、「
こっぱずかしい」も「ものすごく恥ずかしい」「ひどく恥ずかしい」という意味で使われることもあります。

「こっぱずかしい」の使い方

「こっぱずかしい」は、照れ臭い、居心地が悪い、恐縮しているなどの恥ずかしい状況を表現する場合に使用します。

ですが、「こっぱずかしい」という言葉が「ちょっと恥ずかしい」と「ものすごく恥ずかしい」のどちらの意味で使われているのかは、状況や話し方、会話の内容から判断するしかありません

  • リレーで転んじゃってこっぱずかしかった
  • 簡単な問題を間違えたからこっぱずかしかったよ。
  • 改まって気持ちを伝えるのはなんだかこっぱずかしいな
  • 前髪切りすぎたからこっぱずかしくて人前に出られない。
  • こんなに大勢の前で話すなんてこっぱずかしいよ

方言で「こっぱずかしい」が使われる地域

「こっぱずかしい」という方言が使われている地域では、意味する恥ずかしさの程度が次のように分かれていることが多いですが、「ちょっと恥ずかしい」と「ものすごく恥ずかしい」の意味が混在していることもあります。

  • 「ちょっと恥ずかしい」の意味で使われる…山梨(甲州弁)
  • 「ものすごく恥ずかしい」の意味で使われる…北海道・栃木県・福井県・長野県

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