「おしゃかわ」の意味とは?
「おしゃかわ」は、「おしゃれ」と「かわいい」の二つの言葉を合わせた言葉です。意味もそのままで「おしゃれで、その上かわいい」ということを指し、省略された言葉が「おしゃかわ」です。
主に女子高生や女子大学生などの間で使われていますが、誰かが最初に使い始めて広めたわけではなく、おしゃれでかわいいものが好きな女性たちの間でSNSなどを通して徐々に使われるようになりました。
「おしゃかわ」の使い方
「おしゃかわ」は普段の会話や雑誌の特集で、ファッション、ヘアスタイル、メイク、ネイル、雑貨や小物、食べ物など「おしゃれでかわいい」と感じるあらゆる物や人に対して、褒め言葉として幅広く使われています。
「おしゃかわ」の例文
- この夏の最新おしゃかわ小物
- 簡単おしゃかわメイクの方法
- 「モデルの○○さんのおしゃかわコーデ参考にしてる」
- 「○○さんのイベントにはおしゃかわ女子がたくさん集まるね」
- 「友達の○○ちゃんはいつもおしゃかわだよね」
このように、多くの場合は「おしゃかわ○○」として「自分がおしゃれでかわいいと感じるもの 」を「おしゃかわ」の後に付けて使います。
また、「おしゃかわ」なものを見つけて、友達などに見せたいときには、ツイッターやインスタグラムなどのSNSで、写真付きで紹介されることも多いです。
- 今日のおしゃかわヘア
- おしゃかわなピアス見つけました
- おしゃかわネイルに挑戦
もう一つの「おしゃかわ」の意味
おしゃれでかわいいという「おしゃかわ」ですが、一方で「ムダなおしゃれをしてかわいそう」という意味合いもあります。
最初に紹介した「おしゃかわ」とは全く意味が違います。おなじ言葉で両極端な意味があるのはなぜなのでしょうか。
もう一つの「おしゃかわ」の由来
もう一つの意味の「おしゃかわ」は、2016年に日本テレビで放映された連続ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』の中で、出版社の校閲部で働く主人公に付けられたあだ名として使われました。
主人公役の石原さとみさんは「おしゃかわ」というあだ名がピッタリではあるのですが、物語中に登場するあだ名の意味は「おしゃれでかわいい」ではなく、「校閲部のような地味な部署でおしゃれをするなんでムダ、かわいそうな人」でした。
スペシャルドラマとしても放映された人気ドラマだったので、こちらの意味での「おしゃかわ」も広く知られ、使われるようになりました。
他にもある「○○かわ」
ここまでは、「おしゃかわ」の意味などをご紹介しましたが「おしゃかわ」の他にも若者の間で使われている「○○かわ」という言葉があるのでご紹介します。
- ゆめかわ・・・ゆめかわいいの略。パステルカラーがイメージで、メルヘンチックで夢のようにかわいいという意味。
- きれかわ・・・キレイでかわいいの略。
- つよかわ・・・強くてかわいいの略。
- きもかわ・・・気持ち悪いけどかわいいの略。
- むりかわ・・・もう無理だと思うほどかわいいの略。
- おにかわ・・・とにかくとてもかわいいという意味。
このように「かわいい」は幅広く使われるため、微妙に違う意味を含めて表現するために、色々な言葉と混成されています。