「ほかる」とは?意味や使い方を方言を含めてご紹介

「ほかる」と聞いて何を思い浮かべますか?ある特定の地方の出身者なら「それはうちの地元の方言だよ」、また、SNSで活発に人とやり取りをする人なら「それはネット由来の言葉です」となるかもしれません。そんな「ほかる」についてまとめました。

目次

  1. 「ほかる(方言)」の意味・使い方
  2. 「ほかる(ネット由来)」の意味・使い方
  3. 「ほかほか」とは

「ほかる(方言)」の意味・使い方

「ほかる」愛知県、岐阜県周辺の方言で、「捨てる、放る」という意味です。似たような言い方で関西の方言の「ほかす」があります。

  • このゴミどこにほかるの?(このゴミはどこに捨てるの?)
  • あいつのことはほかっとけ。(あいつのことは放っておけ。) 

また、岡山県の方言では「火照る」の意味で「ほかる」と言うこともあります。これはどちらかというとこの後で紹介する「ネット由来の言葉」としての「ほかる」に近い意味合いになるかもしれません。
  • 今日は真夏日で体がほかるわ。(今日は真夏日だから体が火照るよ。)

「ほかる(ネット由来)」の意味・使い方

方言とは別の、インターネット、SNSでのやりとりで使う「ほかる」とは、「風呂に入る」という意味です。お湯につかって「体がほかほかする」ということから生まれた言葉です。

派生語として、SNS等で誰かと会話している最中に「風呂に入るので一時離脱する」を意味する「ほかってくる」があります。

  • そろそろほかります。(そろそろお風呂に入ってきます。)
  • ほかってくるのでまた後ほど。(お風呂に入ってくるのでまた後で。)

「ほかほか」とは

ネットスラング「ほかる」の語源である「ほかほか」には、以下のような意味があります。

  1. 勢いの激しいさま
  2. 無分別なさま、軽率なさま
  3. あたたかみを感じるさま

このうち、1と2の意味は現在ではほとんど使われていません。1は「ほかほかとものを言う」などと使いますが、3の意味の印象が強いので、あまり激しさを感じないかもしれませんね。2は「うかうか」と同じような用法です。


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