「パヤパヤ(ぱやぱや)」とは?
「パヤパヤ(ぱやぱや)」とは、様々な意味を持つ言葉です。東北地方の方言として使われている言葉で、代表的な意味合いとして以下が挙げられます。
- 人が集まって浮かれている様子
- 草や毛がまばらに生えている
- ほろ酔いで酒に酔っている様子
「パヤパヤ(ぱやぱや)」の意味と使い方
①人が集まって浮かれている様子
テレビでタレントのマツコ・デラックスさんが、合コンや飲み会で浮き足立っている様子、たむろしていることを「パヤパヤ(ぱやぱや)」と表現し、これをきっかけに「パヤパヤ(ぱやぱや)」という言葉が、若者を中心に注目を集めました。主に山形県では人がたむろしていることを「パヤパヤ(ぱやぱや)」と言います。
[使い方]
- 大学生が集まって居酒屋で「パヤパヤ(ぱやぱや)」している。
- いい年して「パヤパヤ(ぱやぱや)」してみっともない。
②草や毛がまばらに生えている
「パヤパヤ(ぱやぱや)」は反復語で東北地方の方言です。主に青森地方で使われる場合の意味は「草や毛がまばらに生えている」を表します。
[使い方]
- 最近草を刈っていないから空き地が「パヤパヤ(ぱやぱや)」してきた。
- ひげが「パヤパヤ(ぱやぱや)」しているからそろそろ綺麗にしよう。
③ほろ酔いで酒に酔っている様子
岩手県で主に使われている「パヤパヤ(ぱやぱや)」の意味は、「お酒にちょっと酔っている状態」を指します。
[使い方]
- 遅れて店に着くと、お酒が進み皆「パヤパヤ(ぱやぱや)」していた。
- 「パヤパヤ(ぱやぱや)」してきたから、お酒は止めておくね。
スキャットとしての「パヤパヤ(ぱやぱや)」
「パヤパヤ(ぱやぱや)」は昭和40年代の歌謡曲でスキャットとして使われています。ザ・ピーナッツが歌う「恋のフーガ」(1967年発売)では「パヤパヤ(ぱやぱや)」というスキャットが使われ、当時大きな話題となりました。
スキャットとは、ジャズで使われる歌唱法で、「ドゥビドゥビ」「パヤパヤ(ぱやぱや)」「ダバダバ」といった意味を持たない反復語を曲に合わせアドリブで歌うことです。