「ボルケーノ」の意味
「ボルケーノ」は英語の「volcano」に由来する言葉で、「火山」、「噴火口」を意味します。
商品名などに用いられる場合は、火山のような円錐状のフォルムや、溶岩の熱さのイメージから命名されることが多いようです。
「ボルケーノ」の使い方
日本語において、「ボルケーノ」を作品や商品名など以外で使う場面はほとんどありませんが、英語では次のように使用します。
- There is many volcano in Japan.(日本には沢山の火山がある。)
- The volcano is smoking.(火山が煙を吐いている。)
また、下のように、火山の活動状態を表すこともあります。
- a extinct volcano(死火山)
- a dormant volcano(休火山)
- a live volcano(活火山)
英語の「ボルケーノ(volcano)」
「ボルケーノ」の由来となった英語の「volcano」は、「火山」、「噴火口」、「溶岩やガスが吹き出す地上の裂け目」を指す言葉で、派生して「一触即発の状態」、「爆発寸前の激情」、「憤激」を表すこともあります。
英語「volcano」の由来
「ボルケーノ」の由来となった英語の「volcano」の語源は、イタリア語の「vulcano(発音:ヴルカーノ)」です。
そしてこの「vulcano」は、ローマ神話に登場する、火の神「Vulcanus(ウルカヌス)」に由来しています。
ローマ神話の「ウルカヌス」
ローマ神話に登場する「Vulcanus(ウルカヌス)」は、ギリシャ神話の「Hēphaistos(ヘパイストス)」と同一視されている火と鍛治を司る神で、英語読みでは「Vulcan(ヴァルカン)」と呼ばれています。
火事や噴火のような猛火を神格化した存在で、都市の城壁の外で祀られ,外敵や悪霊などから都市を守護すると信じられていました。
エトナ山を有するシチリア島の北に、ウルカヌスに由来する名前が付いたヴォルカーノ島があります。ウルカヌスの鍛治場は、エトナ山の麓にあったとも、このヴォルカーノ島にあったとも言われています。
また、ローマ神話に登場する「Cacus(カクス)」は、ウルカヌスの息子と言われています。もともとは火の眷属でしたが、ヘラクレスの伝説に組み込まれる過程で怪物へと変じ、ギリシア神話においては人間や家畜を襲ってはむさぼり食い、口から火を吐く三つ首の巨人として描かれています。
「ウルカヌス」の語源
「ウルカヌス」の語源には諸説ありますが、一般的には、サンスクリット語・ヴェーダ語の「várcas(輝き)」や、アヴェスター語の「varəčah(エネルギー)」と語源を同じくすると言われています。
「várcas」は、インド神話の火の神・アグニや、太陽神・スーリヤの持ち物であるとされています。