「ノーカン」とは?意味や使い方をご紹介

皆さんは「ノーカン」という言葉をご存知でしょうか?友達との日常会話で何気なく使われることが多い「ノーカン」ですが、実はゴルフではちょっと特殊な使われ方をしています。ここではそんな「ノーカン」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「ノーカン」の意味
  2. 「ノーカン」の使い方
  3. ゴルフにおける「ノーカン」
  4. 「ノーカン」の英語表現
  5. 『カイジ』における「ノーカン」

「ノーカン」の意味

「ノーカン」とは「ノーカウント」の略です。”ノー(しない)”+”カウント(数える)”、つまり数に数えないということですが、それが転じて「なかったことにする」という意味で使われます。

「ノーカン」の使い方

(A)

そういえば今回のテストで負けた方がアイスおごる約束だったよね?

(B)

いや、今回のテストは授業寝てて範囲聞いてないからノーカンでお願い。次は勝負しよう。

このようにノーカンは、自分の失敗や落ち度をなかったことにしてほしい時に、主に会話のなかで使います。ラフな表現なので、基本的に仲の良い友達同士で使いましょう。間違っても重要なビジネスシーンなどで使わないよう注意してくださいね。

ゴルフにおける「ノーカン」

日常的な会話のなかで使用される「ノーカン」の意味は先述のとおりですが、ゴルフにおいて「ノーカン」を使う場合は、意味が異なります。

ゴルフにおける「ノーカン」は”ノー(ない)”+”カン(勘がいいの勘)”の意で、つまり距離や方向が全然あわないパッティングを打つことを表します。たとえば「あちゃー、これはノーカンなパットだなあ」というように使用します。

サラリーマンであれば、上司と接待でゴルフに行くことも多々あるでしょうが、「部長、今のノーカンなパットでしたねー」なんて言わないように注意してくださいね。それがきっかけで会社での人間関係が悪化するかもしれませんし、この失言を”ノーカン”にするのはきっと至難の業ですよ。

「ノーカン」の英語表現

「ノーカン」の元となった「no count」は、英語と思われがちですが実際は和製英語です。したがって、英語圏で「no count」を使用しても、正しく意味が伝わりません。

ちなみに、「no count」と音の響きがよく似ている「no account」には、「役立たずな人」や「ろくでなし」といった意味があります。

聞き間違えられると大変ですから、「カウントしない」と伝えたいのであれば、「does not count」「not count as」を使用しましょう。

『カイジ』における「ノーカン」

ノーカンは俗語としては新しいものではありませんが、『週刊ヤングマガジン』で掲載されていた漫画『賭博黙示録カイジ』によって、再認知されつつあります。

『賭博黙示録カイジ』は、主人公のカイジが様々な賭博に挑戦していく物語です。そのカイジのギャンブル相手の1人”大槻班長”が、ギャンブルに負けた際に言い逃れをしているシーンで使われているのが「ノーカン」です。
 

この勝負は未確定!成立していない!だからいかさまもくそもない!
不成立!ノーカウント!ノーカウント!ノーカウントなんだー!!
ノーカン!ノーカン!ノーカン!ノーカン!ノーカン!

この印象的なセリフがピックアップされ、インターネットを中心に話題を集めています。カイジは非常に見ごたえのある作品であり、この場面の前後を見ると”ノーカン”の重みや空気感がよりわかりますので、是非一度見てみてはいかがでしょうか。

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