「試行錯誤」とは?意味や使い方をご紹介

皆さんは、この現代社会においてお忙しい日々を送っていることと存じます。うまくいく日もあれば、失敗をすることもあります。しかし、失敗は生かしたいと思いますよね?そんな時によく使われる言葉が「試行錯誤」です。今回は、「試行錯誤」の意味と使い方のご紹介をします。

目次

  1. 「試行錯誤」の意味
  2. 「試行錯誤」の語源
  3. 「試行錯誤」の使い方 ~ポジティブな意味がある~
  4. 「試行錯誤」まとめ

「試行錯誤」の意味

日常生活の中で使用される頻度の高い「試行錯誤」という四字熟語はどのような意味でしょうか。「新しい物事に対して色々と試み、失敗を繰り返しながら、成功や完成への見通しを立て、解決策や適切な方法を見い出すこと」が基本的な意味です。

「試行錯誤」の語源

そもそもこの言葉はどこで生まれたのかといいますと、1900年代初頭に活躍したアメリカの心理学者であり教育学者の「エドワード・ソーンダイク」という人の研究が基になっております。その研究結果が、「trial&error」という学説であり、「試行錯誤」の語源になっています。

研究 ~猫の問題箱~

どのような研究だったかといいますと、箱が用意されており、「ヒモ」を引くと柵が開く仕掛けになっています。その箱の中に「猫」を入れ、箱の外(箱の中から外側は見える状態)には、「エサ」を置いておくという実験です。ここの実験を俗に「猫の問題箱」と言います。

猫は見えるエサを取ろうとしますが、柵があり、エサを取ることができません。手を伸ばしたりするうちに、偶然にもヒモに触れて、ヒモを引くことができ、柵が開いてエサを取ることができます。だんだんと猫は、どのようにしたら柵が開くのかというプロセスを学習し、箱に入ってから、柵を開き、エサを取るまでの時間が短くなります。

結果 ~チャレンジの繰り返し⇒学び⇒問題解決~

この研究でわかったことは、動物は、何度も失敗をするうちに、偶然にも解決方法を見つけ出し、そして、その解決方法を次第に学習するということです。これを、日本語で「試行錯誤学習」と言い、この考え方を「試行錯誤説」と言います。これが、私たちの普段から使っている「試行錯誤」の語源です。

「試行錯誤」の使い方 ~ポジティブな意味がある~

良く使うことのあるとても簡単な四字熟語「試行錯誤」は意外にも深い意味がありますね。ただ単に失敗を繰り返して、成功していくのではなくて、偶然見つけたうまくいったことに対して、考えて、学び、そして繰り返し、成功へと導くという意味があります。そんな「試行錯誤」の使い方についてご説明します。

「暗中模索」や「悪戦苦闘」と「試行錯誤」

 ・「暗中模索しながら成功しました。」
 ・「悪戦苦闘しながら成功しました。」
 ・「試行錯誤しながら成功しました。」

どれも同じように成功していますが、受けて側の印象は異なります。「暗中模索」とは、「手がかりがないまま、色々なことを試みること」、「悪戦苦闘」とは、「困難な状況で、苦しみながら努力すること」とそれぞれ意味があります。「試行錯誤」と比べて印象はいかがですか?

どの四字熟語も、「チャレンジ」していることには変わりはないのですが、「あてのないままのチャレンジ」、「苦しみながらのチャレンジ」と何かネガティブ方向な印象がありますので、自分の大変な苦労をどうしても相手に伝えたい時に使うのがいいかもしれません。

しかし、自分の苦労を話すことは結局はグチになってしまうので、「『試行錯誤』して成功しました!」と明るく相手に伝えるのが、スマートな使い方ではないでしょうか。

「試行錯誤」まとめ

今回は「試行錯誤」の意味、使い方のご説明をさせていただきました。身近にある簡単な四字熟語だからこそ、深く意味を理解していると言葉に力が籠ります。この記事を読む前と後では、「試行錯誤しなさい!」の意味合いは大きく異なってくるのではないでしょうか?


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