「マルセイユルーレット」とは?意味や使い方をやり方を含めご紹介

サッカーの中継や雑誌などで「マルセイユルーレット」という言葉を見聞きしたことはありませんか?ボールを使ったゲームか何かのようですが、実はサッカーをプレイする上で重要なテクニックなのです。本記事では、マルセイユルーレットの意味や使い方などを詳しく解説します。

目次

  1. マルセイユルーレットとは
  2. マルセイユルーレットの使い方
  3. マルセイユルーレットのやり方
  4. マルセイユルーレットのメリット
  5. 「アルゼンチンルーレット」というのもある

マルセイユルーレットとは

マルセイユルーレットはサッカーのドリブルテクニックの1つで、ボールを奪いに来る相手プレーヤーをかわすためのフェイントとして使われます。単に「ルーレット」や「ターン」と呼ばれることもあります。

「ルーレット」の由来は体を回転させる動作から。「マルセイユ」は、このテクニックを得意とする、元フランス代表の名選手ジネディーヌ・ジダンの出身地がマルセイユだったことに由来します。

マルセイユルーレットの使い方

マルセイユルーレットを使う場面は、やはりサッカーを観戦・プレーするときになるでしょう。とくに観戦しているときにマルセイユルーレットという言葉を使いこなせれば、「この人はサッカーを知っている」と一目置かれるかもしれません。

【例文】

  • 「いまのマルセイユルーレットは現役時代のジダンを彷彿とさせるね」
  • 「マルセイユルーレットは芸術的なプレーだが、その分マスターするのも難しい」
  • 「マルセイユルーレットを効果的に使えば、相手のディフェンスを崩せるかもしれない」

マルセイユルーレットのやり方

マルセイユルーレットのやり方①

マルセイユルーレットのやり方ですが、まずはボールと向かい合った状態から、足裏の先を使った繊細なタッチでドラッグバック(ボールを引き寄せる動作)をします。

このとき、ボールに触れるのは一瞬だけです。それと並行してスピンを開始し、逆足側に体を約90°回転させます。

マルセイユルーレットのやり方②

次に、引き寄せたボールを逆足で受けつつ、利き足を軸に回転を続けましょう。それに合わせて、今度は逆足で2回目のドラッグバックを行います。

ほとんどの場合、相手選手は正面か利き足の方向から接近してくるので、腕で抑えて回転を邪魔させないのがポイントです。

マルセイユルーレットのやり方③

最後に、逆足を軸に回転し、右足でボールを後ろからタッチしたら、加速して相手選手を抜き去ります。

回転している間にも周りの状況は変化するので、マルセイユルーレットを行う際は、相手を抜いた後のイメージも持っておくようにしましょう。

回転によってバランスを崩しやすくなるので、回転の後にすばやくバランスを立て直せるように意識することも重要です。

マルセイユルーレットのメリット

マルセイユルーレットのメリットは、1対1のマッチアップで優位に立てることです。使いどころが難しいですが、うまく決まれば状況を一変させられるほどの効果があります。

マルセイユルーレットは、体の回転によってボールの軌道の変化を見づらくするテクニックです。相手が無策で接近してきたなら、間違いなくかわせます。ドリブルにスピードがある選手なら、相手選手が奪いに来ない場合でも、スピードを落とさずにフェイントを仕掛けられます。

また仮に相手チームが守りを固め、執拗なマークにあうとしましょう。効果的なタイミングでマルセイユルーレットを使って相手を抜き去れば、敵に動揺を与えられます。マルセイユルーレットは、苦しい状況を打開するための切り札となる技術と言っても過言ではありません。

「アルゼンチンルーレット」というのもある

マルセイユルーレットから派生したドリブルテクニックとして、「アルゼンチンルーレット」というものも存在します。こちらは「チクレ」と呼ばれるフェイントと組み合わせて行います。

まずはチクレのやり方ですが、キックと見せかけてボールを足裏でなでるように転がし、利き足の外側で止めます。そのまま逆方向に動いて、相手を置き去りにするという手順です。アルゼンチンルーレットでは、チクレの途中で体の回転を織り交ぜます

利き足の外側で止めたときに、利き足を軸に回転し逆足の裏やかかとを使ってボールを転がします。ボールが先に相手選手の横を通り抜ける形になるので、ボールに追いつくと相手を抜くことができます。

動きはマルセイユルーレットと違いますが、どちらも同じくらい魅力的なテクニックです。両者の違いを覚えておくと、よりサッカーが楽しめることでしょう。


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