「スペ体質」とは?意味や使い方をご紹介

SNSなどで「スペ体質」という言葉を見たことはありますか?プロ野球ファンの人には馴染みのある言葉でしょうが、一般的にはあまり使われていないネットスラングかもしれませんね。そこで、今回は「スペ体質」の意味や使い方について解説します。

目次

  1. 「スペ体質」とは
  2. 「スペ体質」の元ネタ
  3. 「スペ体質」の使い方

「スペ体質」とは

「スペ体質」とは、頻繁に怪我や病気をする人に対して用いるネットスラングで、おもにスポーツ選手などに対して用いられます。

「体質」とは

「体質」とは、①「生まれながらに持っている体の性質」、②「組織や団体の特徴や性質」のことです。「スペ体質」については①の意味で用いられています。

「スペ体質」の元ネタ

元ネタは『スペランカー』

「スペ体質」の元ネタとなったのは『スペランカー』というゲーム作品です。「スペ体質」は「スペランカー体質」だったわけですね。

『スペランカー』は1983年にアメリカでコンピュータゲームとして発売されました。日本では、は1985年にファミリーコンピュータのソフトとして発売。それ以降、さまざまなゲーム機やアプリに移植され、続編が作られ続けています。

『スペランカー』は主人公の探検家が迷宮で秘宝の山を探すという高難度のアクションゲームです。本作では、主人公がちょっと高いところからジャンプしただけで死んでしまうという仕様だったことから、「史上最弱の主人公」とも言われています。

怪我や病気をしやすい人を、この「史上最弱の主人公」にたとえてできた言葉が「スペ体質」です。

「スペ体質」が広まったきっかけ

「スペ体質」という言葉が広まったきっかけは、元プロ野球選手の多村仁志(たむらひとし)さんです。現役時代は、長期療養が必要なほどではないものの怪我の回数が多かったため、多村さん=スペランカーと認識されるようになりました。

それが『2ちゃんねる』(現在の『5ちゃんねる』)などでネタとして広まり、ほかの故障する頻度が高い選手に対しても「スペ体質」と言うようになったのです。

「スペ体質」の使い方

最初に説明したとおり、「スペ体質」はおもにスポーツ選手に対して用いられますが、一般の人に対して使う場合もあります。

(A)

スペ体質の○○選手が連続出場しているのは奇跡だな

(B)

△△選手はスペ体質だから、起用する側も慎重になるね

(C)

雨が降ると頭痛とめまいがひどい…スペ体質(泣)

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