ネット用語としての「ポチる」の意味
根幹の意味は「ウェブサイトの画面上ボタンをクリックする」ことです。これは由来に関わることですが、「ボタンを押す」が基本の意味になるからです。そこから特に「ショッピングサイトで購入ボタンを押す」動作を指すようになり、主として「ネットで買い物をする」意味として使われるようになりました。
「ポチる」の由来
ボタンやスイッチを押したり叩いたりする擬音表現として使われる「ポチポチ」から来ているようです。特にTVアニメ『ヤッターマン(1977~1979)』に登場するキャラクター、ボヤッキーがスイッチやボタンを押すときに発する定番セリフの「ポチっとな」から来ていると言われています。擬音の動詞化ですね。ですから、「ポチる」の基本の意味は「ボタンを押す」となるわけです。
「ポチる」の意味合いについての注意
だいたいにおいては「ネットで買い物をする」と捉えていいのですが、由来を汲むと単に「ボタンをクリックする」の意味で使われることもあるので前後の文脈で判断することが必要です。
・アンケートサイトで○○をポチった
・ネット投票で△△にポチってきた
上のような使われ方をしたときは買い物ではなく「投票ボタンを押してきた」の意味になりますね。
まとめ
ネット用語ではあるものの、比較的日常に違和感なく溶け込んでいる感のある「ポチる」。由来を調べると納得です。ネット以前から広まっていた表現の動詞化だったわけですね。これから「ポチる」時は心の中で「ポチっとな」とつぶやきながら購入ボタンをクリックすると楽しいかもしれません。