「大きなお友達」とは
「大きなお友達」とは、本来は子ども(児童・幼児)を対象としたもの(主にアニメ、漫画、特撮番組など)に夢中になる大人のマニアやオタクを指します。
同じ意味で、大きいお友達、おっきいお友達、大友という呼び方もあります。
使われる分野により若干意味が異なると言われています。また、当事者が自らを指して使う場合には、自嘲や自虐的なニュアンスであることが多いようです。
「大きなお友達」の使われ方
「大きなお友達」という言葉に適応する子ども向け作品には、ONE PEICEやポケットモンスター、ジブリ作品、ディズニー作品など、大人のファン層が明らかに存在している、という認識が当たり前にあるものは含まれません。
また、「大きなお友達」と呼ばれるのは何歳以上、という明確な定義はありませんが、おおむね18歳以上を指すことが一般的です。
いずれもハッキリとした線引きは難しいですが、例えばある作品のファンである大人の人が、同じ大人から見て、または大人のオタクから見ても場違い感が明らかな作品のファン層であった場合に「大きなお友達」という言葉が使われます。
「大きなお友達」の起源
「大きなお友達」という言葉を最初に発したのは、声優の久川綾とされています。美少女戦士セーラームーンのイベントで、強引な行動により付近の小さな子供を泣かせた大人のファンに対して、皮肉として使用しました。
ヒーローショーや少女向けアニメのイベントなどではよく、小さなお友達のみんな!大きな声で応援してね!などというフレーズが使われており、「大きなお友達」はその反語として、場違いな大人を称しての発言だったようです。
90年代のファンロードなどでは「大きなお友達」という言葉が散見されていましたが、10年以上経ってからネット上で広がったと言われています。