コピペロスとは
「コピペロス」とは、『ポケットモンスターブラック・ホワイト』に登場する神様のトルネロス、ボルトロス、ランドロスの三匹に付けられたあだ名のことです。特に化身フォルムを指します。
この三匹は準伝説級と呼ばれるポケモンの中でも、トップクラスの強さを誇ると言われています。
ポケットモンスターブラック・ホワイト
『ポケットモンスターブラック・ホワイト』は『ポケットモンスター』というゲームのシリーズのひとつで、ポケモンBWと表記されることがあります。また、第五世代と呼ばれることもあるようです。
なぜ「コピペロス」というあだ名が付いたのか
「コピペロス」というあだ名を付けられた三匹は、色と持っている武器が違うだけでフォルムが同じであり、しかも描かれた立ち姿まで全く同じでした。このことから、「コピペに見える」と揶揄する意味で「コピペロス」と称されました。
コピペは、コピー&ペーストの略語として多く使われている言葉です。コピー&ペーストとは、コンピューターなどで文章や画像をコピーし、別のところにそのまま貼り付けることを指します。
ただし準伝説級でもトップクラスという強さから、コピペロスの三匹は人気も高く、「コピペロス」というあだ名を蔑称のように感じて、嫌がる人も見受けられます。「コピペロス」という言葉を使うときには注意しましょう。
なぜそんなに話題を呼んだのか
ポケモンBWより前のポケモンシリーズでは、事実上同種と考えられるポケモン群であっても、雌雄でそれぞれ違うフォルムで描かれてきただけに、準伝説級であるにも関わらずコピペのような扱いで三匹が登場したことに、多くのプレイヤーが驚いたようです。
「コピペロス」のフォルム
「コピペロス」の風貌が、どや顔で腕を組みこちらを見ているひげ面のオジサンというものだったことも、ネタキャラになった一因と言えます。
トルネロスとボルトロスがそれぞれ風神と雷神がモチーフになっていることから、このようなフォルムになったと言われています。ちなみにランドロスは原典が存在しないオリジナルキャラクターです。
「コピペロス」のその後
ネタキャラとして認知されてしまった「コピペロス」ですが、ポケモンBW2において、大きく変貌を遂げます。立ち姿を変えて描くなどのマイナーチェンジに留まらず、フォルムそのもののチェンジが行われ、それに伴い能力も全面的に見直されたのです。
顔だけはヒゲ面のオジサンのままですが、それぞれ一新された姿は霊獣フォルムとされ、トルネロスは鳥、ボルトロスは竜、ランドロスは四足獣のような姿となっています。
霊獣フォルムの原典は不明ですが、これらの特徴から中国神話の四神がモチーフになったと考える人が多いようです。
ぼくのかんがえた最強の〇〇ロス
「コピペロス」が登場した当時、プレイヤーたちにとってインパクトが大きかったことから、ぼくのかんがえた最強の○○ロスという企画が生まれました。様々なポケモンを「コピペロス」に模して、コピペに見えるよう考えたものを発表するというものです。