「どうかしてるぜ」とは?
「どうかしてるぜ」は、お笑いコンビブラックマヨネーズの吉田敬さんのギャグです。相方である小杉竜一さんの持ちギャグ「ヒーハー」に対抗して、自分も何かギャグを作りたいと思い、吉田さんが考え出したギャグが「どうかしてるぜ」です。
2010年にはケータイ流行語大賞銀賞を受賞し、若者言葉として一大ブームとなりました。
スバルのCMで使われた「どうかしてるぜ」
2011年スバル自動車のCMで吉田さんの持ちギャグ「どうかしてるぜ」が決めセリフとして使われ、大きな話題になりました。
CMでは女優吉瀬美智子さんの兄という設定で、ブラックマヨネーズ吉田敬さん本人が出演。
内容は「スバルの車を買うと10万円が返ってくる」というキャンペーンに吉田さんが驚き、「どうかしてるぜ」と持ちギャグで反応するというもの。
CMの最後部分では吉瀬美智子さんも「どうかしてるぜ」というセリフを可愛らしく決めています。
ブラックマヨネーズ吉田敬さんとは?
人気お笑いコンビブラックマヨネーズのボケ担当
「どうかしてるぜ」を持ちギャグにしている吉田敬さんとは、どんな人なんでしょうか?
- ブラックマヨネーズはよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の人気お笑いコンビ
- 吉田敬(たかし) 1973年6月27日
- 相方は小杉竜一 1973年7月5日
- 2003年「上方お笑い大賞」最優秀新人賞受賞
- 2005年M-1グランプリ優勝
- 吉田さんが基本ボケ担当だが、場面によってはツッコミにも変わる
頭の回転の速さと独特の面白さで人気!
ブラックマヨネーズは、ダウンタウンの松本人志さん、明石家さんまさん、ビートたけしさんなど有名先輩芸人から実力を認められた天才コンビ。
また陣内智則さんやくりぃむしちゅー、テリー伊藤さん、放送作家の高須光聖さんなど各方面からその才能を絶賛され高い評価を得ています。
特に吉田さんは、頭の回転の速さと抜群のお笑いセンスで多くの芸人仲間から注目されており、2015年7月の人気テレビ番組「アメトーーク!」では「ブラマヨ吉田を支持する会」として特集が組まれるほど。
「どうかしてるぜ」が生まれたきっかけは?
相方小杉竜一さんのギャグ「ヒーハー」の大ブレイク
「どうかしてるぜ」のギャグが生まれたきっかけは何だったのでしょうか?
2009年頃、相方である小杉さんが「ヒーハー」と叫ぶギャグで有名になり一時大ブレイクしました。
人気者となった小杉さんの様子を見て、吉田さんも「ヒーハー」のような流行の持ちギャグを作りたい!と思ったのがきっかけだそう。その結果考え出されたのが「どうかしてるぜ」というギャグでした。
人気TV番組「アメトーーク」でギャグ初披露!
「どうかしてるぜ」が初披露されたのは、2010年1月に放送されたテレビ朝日の人気番組「アメトーーク今年が大事芸人2010」。
流行させたいギャグという前置きの後、吉田さんが「どうかしてるぜ」をテレビで初めて使いました。
番組をきっかけにギャグの面白さが徐々に広まりはじめ、その後も吉田さんがTVやラジオなど様々なメディアで「どうかしてるぜ」のギャグを使いはじめると、若者を中心に一気に大ブレイクしました。
吉田さん自身は「どうかしてるぜ」をあまり使いたくない!?
持ちギャグ「どうかしてるぜ」が一躍大ブームになった吉田さんですが、2013年に放送されたTV番組「アメトーーク!」では、「このギャグをずっと使っていきたくない。」と発言しています。
理由はずっと同じギャグを使い続けることで止まってしまうのが嫌だから、だそう。
確かに流行には賞味期限があり、大ブームになったものほどあっという間に廃れてしまうことも多いといえます。頭の切れる吉田さんならではの鋭い視点ですね。
「どうかしてるぜ」の使い方は?
「どうかしてるぜ」はどんな風に使ったらいいんでしょうか?
基本的には、「変だ」「どうかしている」「ありえない」といったシーンで使います。
使い方例
- 「このギャグが面白くないなんて……どうかしてるぜ!」
- 「こんなに美味しいのに食べないなんて……どうかしてるぜ!」
番外編:どうかしてるぜ芸人
タイトル名にも使われた「どうかしてるぜ」
TV番組「アメトーーク!」では「相方どうかしてるぜ芸人」というテーマが、何度も特集されるほど人気になっています。
番組内では人気コンビ「ブラックマヨネーズ」「麒麟」「カミナリ」「NON STYLE」等が登場。
視聴者も思わず「どうかしてるぜ」と言いたくなるような、相方の独特なクセや行動、奇抜なエピソードが紹介され大きな話題となりました。