「てょ」とは?意味や使い方をご紹介

「てょ」という言葉を今まで耳にしたこと、目にしたことはありますか?日常で口にしたことも無い方が殆どだろうと思われる言葉ですよね。パソコン上では「THO」と入力すれば打ち込め、主にネット上で使用されている新しい言葉です。今回はこの「てょ」についてご紹介します。

目次

  1. 「てょ」の意味
  2. 「てょ」の使い方
  3. 「てょ」の由来

「てょ」の意味

「てょ」とは、野球界の斎藤祐樹選手を意味します。「斎藤」苗字をもじって「さいてょ」と読み、それを更に後ろの文字だけに省略して「てょ」とした呼称です。

斎藤祐樹選手は、1988年6月6日生まれ、群馬県太田市出身。プロ野球、北海道日本ハムファイターズ所属の投手です。

高校時代は早稲田実業学校高等部に在籍し、2006年夏の甲子園大会に出場。決勝戦で駒澤大学附属苫小牧高校のエース、田中将大投手を制し、大会優勝を導いたことで有名です。

この甲子園大会において、試合中に斎藤選手がハンカチで流れる汗を拭う姿が人気を博し、ハンサムなルックスも伴って「ハンカチ王子」と呼ばれたことで、斎藤選手の名は世間に広く知られることになりました。

てょ以外の呼称

斎藤選手には「ハンカチ王子」の他に「祐ちゃん」という愛称があります。日米親善高校野球大会でのコーチの指導で、選手同士の交流を深めるために苗字で呼び合うことを禁止され、田中将大投手と互いに「祐ちゃん」「マーくん」と呼び合っているというエピソードが由来です。

斎藤選手は野球選手としては珍しく、高校卒業後にすぐプロ入りせず、早稲田大学へ進学したことも話題になりました。

2011年にプロ入りを果たした後、最近は2012年の右肩関節の負傷も因し成績は振るっていませんが、人気は今だ強く、野球に限らず注目される選手です。

「てょ」の使い方

「てょ」は斎藤選手を指す呼称として、「なんJ(なんでも実況)」を始めとする野球に関するブログニュースやTwitterにおいてよく使われています。

  • 「てょ、二軍にも馬鹿にされていた」
  • 「グッバイてょ」
上記のように、どちらかと言うと好意的でなく批判的に使われることが多いです。その背景には、プロ入り以来、ファンに期待される成績が出せず、発言が”ビッグマウス”と捉えられがちである、といったことがあります。

「てょ」の由来

王貞治選手がかつて「OH」の表記を好んだことが野球選手の間で浸透し、斎藤選手も「SAITOH」と記していました。

その中で、2011年の対阪神タイガース戦において、観覧席の女性が「SAITHO」と誤って書いた応援旗を掲げ、それがテレビに映し出されたことが「てょ」の由来です。

「SAITHO」はローマ字入力でパソコンに打ち込むと「さいてょ」と変換されることから、「てょ」というあだ名が生まれました。

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