「オラつく」とは?意味や使い方をご紹介

皆さんは「オラつく」という単語をインターネット上で見かけたことはありますか?見知らぬ単語が出ると不安になりますよね。今回は、インターネット上で使用されることが増えている「オラつく」という単語の意味と使い方を解説します。

目次

  1. 「オラつく」の起源
  2. 「オラつく」の意味
  3. 「オラつく」の類似語
  4. 「オラつく」使用例
  5. 「オラつく」まとめ

「オラつく」の起源

「オラつく」の起源は、ヤンキー漫画などで使われる不良たちの代名詞のようなセリフ「オラぁ」です。巻き舌気味の「オラぁ」のアップの一コマは、漫画好きに限らず一度は見たことがあるのではないでしょうか。

「オラぁ」という台詞は、ヤンキーや不良たちが相手を威嚇する際に使われます。このことから、「粗暴で強引な行動をする人間」や「自分を強くみせるためのファッション」などを「オラオラ系」と表すようになりました。

そして「オラオラ系」という言葉から、人をむやみに威嚇し自分を強く見せる、または見せたがる行為自体を「オラつく」と表現するようになったようです。

「オラつく」の意味

「オラつく」は、傍若無人な態度や挑発行為、またはそのような行為を行う人を表す言葉で、主にインターネット上で使われています。他者に対してネガティブな意味合いで使われることが多いようですが、調子にのって発言してしまったときに、自省として使われることもあります。

また「オラオラ系」は本人の性質や特徴を表現する場合に使われますが、「オラつく」は普段大人しい人が、特定の場面や相手を限定として、強気で偉そうな態度を見せることを揶揄して使われることの多い言葉です。

つまり「オラつく」には「強がる」というニュアンスが含まれる場合が多いのです。「強がる」とは、実際は弱いのに、しいて強いように装うこと。気丈に振る舞うといった強がり方ならよいのですが、オラつく人は自身を強く見せるために、他者に対して攻撃的になるわけですね。

「オラつく」という言葉には、「(本当は弱いくせに)こんなときだけ強気なので面倒くさい」という意味が暗に含まれていると思ってよいでしょう。

「オラつく」の類似語

  • 粋がる(イキる)…本来、粋でない人が、形だけを真似をして粋なふりをすること
  • 思いあがる…自分を実力より偉い人物だと思いこむこと
  • 調子に乗る…強気になって軽率な行動をとること

「オラつく」使用例

他者への使用例

  • 昨日、オラついてる男にナンパされた
  • オラついて絡んでくるの、マジ勘弁
  • あいつ、こういう時だけオラつくのマジうざい
  • オラつき、反対!

自省的な使用例

  • ちょっとオラついてしまったようです、ごめんなさい
  • オラついてしまった自分が恥ずかしい

「オラつく」まとめ

「オラオラ系」に対する好き嫌いが人によってそれぞれであるように、「オラつく」という言葉のもつ印象も、一概には言えないのかもしれません。

しかし「オラつく」という言葉を使うとき、他者にネガティブな印象を与える可能性があることも考慮しなければ、不要な軋轢を生じることになりかねません。

インターネットという、顔の見えない難しいコミニュケーションの場においてこそ、礼儀をわきまえた慎重な言葉選びをしたいものですね。


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